ZONEHACKERS' LAB Written by Yujiro

ワーキングメモリを鍛えるDNBはコスパ最強の脳トレ

脳トレ

今回は「ワーキングメモリを鍛えるデュアルNバック(DNB)はコスパ最強の脳トレである」という持論の根拠を、DNBで212日連続・106時間・4,418回の挑戦を積み重ねてきた僕が提示する。

この記事はこんな人にオススメ!

  • どの脳トレに挑戦しようか迷っている人
  • DNBを知っているけど、その価値を計りかねている人
  • DNBをやる意味がわからない人
  • 記憶力・ワーキングメモリを鍛えたい人

本記事の内容

  • DNBにおける僕の実績
  • ワーキングメモリを鍛えるDNBはコスパ最強の脳トレ
  • 理由その①:DNBは誰でも無料でプレイできる!
  • 理由その②:1日30分以内でOK!
  • 理由その③:DNBは効果が科学的に証明されている唯一の脳トレ
  • 理由その④:あらゆる脳力を同時に鍛えられる!
  • 理由その⑤:DNBで向上した脳力は衰えにくい!

DNBについて詳しく知りたい方:
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DNBのやり方・ルールを知りたい人:
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DNBをやる意味がわからない方:
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DNBを習慣化するヒントを探している方:
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DNBで実際に得られる効果を知りたい方:
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DNBでハイレベルを目指したい人:
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DNBにおける僕の実績

DNBにおける僕の実績
DNBについて偉そうに書くからには、書いてる人間(僕)が実際にDNBにどれくらい挑戦していて、どれほどのレベルに達しているのか、あらかじめ知っておきたいという方もいらっしゃると思うので、まずソレを簡単に紹介しておこうと思う。

  • 連続挑戦日数: 212日(2022年7月10日現在、記録更新中)
  • 1日あたり挑戦時間: 30分(以上)
  • 累計挑戦回数・時間: 4,418回・106時間(以上)
  • 最高到達Nレベル: 14-Back(N = 14)で正答率95%
  • 1日あたり最高平均Nレベル: 12.75 (1日あたり20回分の挑戦Nレベルを全て足した合計を20で割って算出)

ご覧いただいたように、僕は現在212日連続でDNBに挑戦し続けている。

挑戦を開始したのは去年(2021年)の12月9日。
それ以来、1日も欠かすことなく、毎日30分という時間をDNBに捧げてきた。
(信じられないなら、僕のTwitterでの毎日の報告をチェックしてみて!)

DNBを知って以来、僕は過去何度となくこの脳トレを習慣化しようと挑戦し、それと同じ数だけ挫折を味わった。
それでも、再挑戦するたびに1から挑戦することにはならなかったから、ここまでレベルを上げることができた。

DNBに挑戦するたびに、ワーキングメモリー(作業記憶)に関わる神経回路が最適化されていく。
最適化されるまでには時間がかかるが、一度最適化された神経回路が失われるにも時間がかかる。
これは「一度乗れるようになった自転車に再び乗れないようになるのが難しいのと一緒だ。

今回の挑戦を開始した時点で僕はすでに7〜10-Backくらいを行ったり来たりしていたから、まったくの初心者から152日で14-Backに到達したわけではないことはあらかじめ断っておく。
(おそらく1日あたり平均Nレベルは7.8くらいだっただろう)

僕にも4-Backを2ヶ月近くまったく超えられなかった経験はある。
だけどそれはもう3年以上前のことだ。

設定はデフォルトのまま一度もいじっていない。
つまり、正答率75%未満でレベルダウン、75%以上90%未満で現状維持、90%以上でレベルアップだ。

そして、僕は今年(2022年)の5月27日、ついに14-Backで正答率90%以上を達成した。

14-Backへレベルアップ 14-Backで正答率95%達成① 14-Backで正答率95%達成②

通常ならレベルアップするところだけど、15-Backへは上がらなかった。
つまり、14-Backがこのアプリの限界ということになる。

ただ、僕はこの限界が気に入らないので、現在「レベル上限なしのDNBアプリ」の開発を進めている。
これについては、こちらの記事「僕がレベル上限なしのDNBアプリを開発する理由」にまとめているので興味がある方はぜひ読んでみてほしい。

外観にはまだ改善の余地があるけど、肝心のゲームの部分は完成したので、206日目から自作のアプリを使い始めた。
これでようやく、真に「際限なく脳力を伸ばせる(=リミットレスになれる)ツール」を手に入れることができたわけだ。

100-Backなんて今の僕には到底挑戦できるレベルではないけど、このまま挑戦し続ければ20年後くらいまでには届くかもしれないと本気で信じている。
(単純に1年で5レベルアップの計算)

100-Backに届いたとき、「自分に何ができるのか?」ただ単純に、僕はそれが知りたい。

DNBにおける僕の実績はこんなところだ。
DNBについて割と偉そうに語っても怒られないくらいには、DNBをやりこんでいるとは思っている。

というわけで、これから本題である「ワーキングメモリを鍛えるDNBはコスパ最強の脳トレ」だと僕が確信している理由について解説しよう。

ワーキングメモリを鍛えるDNBはコスパ最強の脳トレ

「ワーキングメモリを鍛えるDNBはコスパ最強の脳トレである」と僕が信じる理由は主に次の5つだ。

理由その①:DNBは誰でも無料でプレイできる!

DNBは誰でも無料でプレイできる脳トレ!
デュアルNバック(DNB)は、誰でも無料でプレイできる脳トレだ。
「コスパ最強」と呼ぶからには、コスト(費用)が低いことが第一条件だ。

これはApp StoreやGoogle Playで「dual n back」「dnb」などと検索していただければ一目瞭然だ。
DNBのアプリはたくさんあるけど、そのほとんどすべてが無料でダウンロードできる。

中には少額のお金を支払えば「広告なしバージョンを利用できる」といった特典のついたアプリも存在するけど、ダウンロード自体はどのアプリもたいてい無料だ。

理由その②:1日30分以内でOK!

1日30以内で効果あり!
DNBなら1日30分以内でワーキングメモリを鍛えられる。
「コスパ最強」を冠するには、お金以外のコスト(時間)も最小限であるべきだ。
脳トレで効果を得るために必要なプレイ時間は、短ければ短いほど良い。

DNBはこの条件も十分に満たしていると思う。
DNBで効果を得るには、毎日1時間も2時間もプレイする必要はない。
(プレイ中、超集中を要求するDNBはそもそも長時間プレイできない)

1日30分、完全な集中状態でプレイする。
それをコツコツ積み重ねることで、あなたのワーキングメモリに関わる神経回路が強化される。

理由その③:DNBは効果が科学的に証明されている唯一の脳トレ!

科学的に証明されているDNBの効果
デュアルNバック(DNB)はワーキングメモリ(作業記憶)を鍛えることで、流動性知能を含めた脳の総合的な力を高めることができる脳トレだ。

流動性知能は、その知識や情報を「どこから、どのように得たのか」という「実質的な頭の良さ」を評価する指標で、その人がすでに保持している知識の内容や質を評価するIQなどのような結晶性知能とは異なる。

同じクラスの生徒たちが、同じ時間、同じ教師から、同じことを教えられても、テストで同じ点を取ることはない。
それは生徒たちがまったく同じように学ぶのではないからだ。

持っている流動性知能のレベルが異なっているということだ。
『シリコンバレー式超ライフハック』P.87

つまり、「知識や経験がない状態で解を導き出す脳力」それを評価する指標が流動性知能というわけだ。
流動性知能が高ければ高いほど、新しい知識をより速く吸収することができ、そこから新たなものを創造できる。

そして、この流動性知能は「生まれつきのもので、強化することはできない」と長い間信じられていた。

ところが、2008年にある研究グループが「ワーキングメモリが流動性知能にとって重要」であることに着目し、「ワーキングメモリを向上させることで、流動性知能も向上させることができるのではないか?」と仮説を立て、検証してみたところ、彼らの仮説は正しかったことが証明された。

そこで、使われたのがワーキングメモリを向上させることがわかっていたDNBだ。
1日30分、5週間、DNBを続けた被験者たちの流動性知能は、平均で40%も増加した。

つまり、DNBという脳トレで「実質的な頭の良さ」も改善できることは「科学的に証明されている」というわけだ。

理由その④:あらゆる脳力を同時に鍛えられる!

DNBで鍛えられる様々な脳力
DNBは誰でも無料でプレイでき、1日30分(以内)という短い時間で「生きるために欠かせないあらゆる脳力を同時に高められるコスパ最強の脳トレ」だ。

DNBで鍛えられるワーキングメモリは、「言語力」「集中力」「読解力」「想像力」「計算力」「創造性(クリエイティビティ)」といったあらゆる脳力の基礎になる脳力だ。

「よく使われるニューロンのつながりは強化され、そうでないつながりは衰える」
神経科学の本でよく見られるこの法則が正しいなら、すべての脳トレには挑戦する価値があるし、実際に僕はそう考えている。

ただ、脳トレのコスパ(費やす時間と効果)を考えたときに、ワーキングメモリを鍛えられる脳トレは、他の脳トレと比べて圧倒的に優れていると言わざるをえない。

そして、ワーキングメモリを向上させることが科学的に証明されている脳トレは、今のところDNBだけだ。

理由その⑤:DNBで向上した脳力は衰えにくい!

DNBで向上した脳力は衰えにくい!
いくらDNBで効果を得られることが科学的に証明されていても、鍛えた脳力があっという間に衰えてしまったら「コスパ最強の脳トレ」の称号には相応しくない。

「時間をかけてコツコツ積み重ねたものでも、壊れるのはあっという間」というのは自然の理(ことわり)だけど、DNBで最適化された神経回路には当てはまらない。

DNBでワーキングメモリに関わる神経回路の情報伝達能力を改善するには、それなりの時間と労力が必要だ。
1日30分で効果が得られるとはいえ、その30分を何回も積み重ねなくては望む効果は得られない。

ただ、ひとたび神経回路がミエリン化されてしまえば、そのニューロンのつながりは安定し、簡単には衰えない。
これは(先にも述べたように)「一度乗れるようになった自転車に再び乗れないようになるのは難しいのと同じだ。
一度できるようになったことを再びできないようになるのは簡単じゃない。

DNBに挑戦するたびに、あなたのワーキングメモリに関わる神経回路が発火する。
そして、頻発する発火が合図となって、発火を繰り返す神経回路がミエリン化され、ミエリン化された回路があなたの新しい脳力(スキル)となる。

実際に、僕はこれまで何度もDNBに挑戦してはそのたびに挫折を味わってきたけど、何ヶ月もかけて心の傷を癒し、再び挑戦したときも前の挑戦でクリアしたレベルを難なくクリアすることができた。

一度形成されたミエリンは簡単には失われない。
だから、「DNBの挑戦で向上した脳力は簡単には衰えない」というわけだ。

ワーキングメモリを鍛えるDNBはコスパ最強の脳トレまとめ

ワーキングメモリを鍛えるDNBはコスパ最強の脳トレまとめ
ここまで「ワーキングメモリを鍛えるDNBはコスパ最強の脳トレである」という持論を展開し、その5つの根拠を提示させていただいた。

この記事で伝えたかったことをもう一度簡潔にまとめてみよう。

  1. DNBはお金がかからない!
  2. DNBは時間も最小限!
  3. DNBは効果が科学的に証明されている唯一の脳トレ!
  4. DNBならあらゆる脳力を同時に鍛えられる!
  5. DNBで向上した脳力は簡単には衰えない!

よって、「ワーキングメモリを鍛えるDNBはコスパ最強の脳トレ」である。

脳トレのコスパを考える?

そもそも「脳トレをしよう!」と思ったときに、その脳トレの「コスパ」について真剣に吟味する人がどれほどいるだろう?
(実際に僕が「DNBをやろう!」と思ったときには「DNBのコスパ」なんてまったく考えなかった!)

すでにご覧いただいたように、
脳トレには主に①お金②時間という2つのコストが存在する。
パフォーマンスは、脳トレで得られる効果(脳力の向上)だ。

コストがほぼゼロでも、パフォーマンスに期待できなければやる気が失せるし、
パフォーマンスがどんなに優れていても、2つのコストが多大であれば、挑戦をためらってしまう。

ただ、世に出回る多くの脳トレは、コストはあまりかからない。
つまり、コストが最小限なのは、何もDNBに限ったことではない。

したがって、「コスパ」で脳トレを判断するには、やはり「そのパフォーマンスにどれほど期待できるか」がとりわけ重要な基準になるに違いない。

その点において、ワーキングメモリを鍛える効果が科学的に証明されている唯一の脳トレであるDNBは、やはり「コスパ最強」の称号にふさわしい「最も挑戦する価値のある脳トレ」と言えるのではないだろうか?

というわけで、もしあなたが「どの脳トレに挑戦しようか?」と迷われているなら、僕はDNBを推す。
僕はDNBを始めて心底良かったと思っているし、あなたがその選択を後悔する日もきっと来ないに違いない!

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