ZONEHACKERS' LAB Written by Yujiro

[DNB]デュアルNバック挑戦の記録[2024年5月]

脳トレ

僕が2021年12月9日から毎日30分挑戦しているデュアルNバック(DNB)という脳トレの2024年5月の記録をまとめてみた。

この記事はこんな人にオススメ

  • 僕!
  • 本気でDNBに挑戦している人!
  • または、変人の生態を研究している変人

本記事の内容

  • DNB挑戦の総括(全期間)
  • DNB挑戦の記録[2024年5月]
  • 月間平均Nレベルの推移(全期間)
  • 5月の結果とその考察

デュアルNバック挑戦の総括(全期間)

期間: 2021年12月9日〜2024年5月31日(905日間)
連続挑戦日数: 905日(+31日)
総挑戦回数: 20,904回(+409回)
総挑戦時間: 459時間44分(+15時間55分)

(嘘だと思うならXで僕の投稿を確認してみて!挑戦を開始した2021年12月9日まで、905日分の挑戦結果報告を遡れるよ!まあ、証拠としては不十分だし、信じてもらいたいわけでもないけれど)

使用アプリは自作のDNBアプリ『DNB Limitless』(2022年7月3日から使用開始)
このアプリの仕様については、こちらの記事をどうぞ。
[DNB]デュアルNバック挑戦の記録[2022年7月]

DNB挑戦の記録[2024年5月]

[DNB]デュアルNバック挑戦の記録[2024年5月]

期間: 2024年5月1日〜5月31日(31日間)
使用アプリ: DNB Limitless(自作のDNBアプリ)
挑戦回数: 409回[13.19回/日](-3.84回/日)
挑戦時間: 15時間55分[30.81分/日]
月間平均Nレベル: 35.55(+8.10)
1日あたり最高平均Nレベル: 41.27(+8.13)
1日あたり最低平均Nレベル: 25.94(+4.18)
最高Nレベル: N=42[正答率86%](+8)

※()の中は4月(前月)との比較。

月間平均Nレベルの推移(全期間)

期間 期間平均 1ヶ月の平均
2022年7月3日〜17日(15日間) 10.89
7月17〜31日(15日間) 11.01(+0.12) 10.92
8月1〜16日(16日間) 11.05(+0.04)
8月16〜31日(16日間) 11.85(+0.80) 11.45(+0.53)
9月1〜15日(15日間) 11.92(+0.07)
9月16〜30日(15日間) 12.05(+0.13) 11.99(+0.54)
10月1〜16日(16日間) 11.60(-0.39)
10月16〜31日(16日間) 13.04(+1.44) 12.37(+0.38)
11月1〜15日(15日間) 13.23(+0.19)
11月16〜30日(15日間) 13.52(+0.29) 13.37(+1.00)
12月1〜16日(16日間) 14.87(+1.35)
12月16〜31日(16日間) 15.57(+0.70) 15.22(+1.85)
2023年1月1〜16日(16日間) 17.69(+2.12)
1月16〜31日(16日間) 17.68(-0.01) 17.69(+2.47)
2月1〜14日(14日間) 18.74(+1.06)
2月15〜28日(14日間) 20.67(+1.93) 19.71(+2.02)
3月1〜16日(16日間) 17.95(-2.72)
3月16〜31日(16日間) 19.57(+1.62) 18.83(-0.88)
4月1〜15日(15日間) 21.01(+1.44)
4月16〜30日(15日間) 21.66(+0.66) 21.34(+2.51)
5月1〜16日(16日間) 22.70(+1.04)
5月16〜31日(16日間) 22.37(-0.33) 22.52(+1.18)
6月1〜15日(15日間) 22.30(-0.07)
6月16〜30日(15日間) 27.80(+5.50) 25.05(+2.53)
7月1〜16日(16日間) 25.35(-2.45)
7月17〜31日(15日間) 25.08(-0.27) 25.22(+0.17)
8月1〜16日(16日間) 26.67(+1.59)
8月17〜31日(15日間) 29.06(+2.39) 27.83(+2.61)
9月1〜15日(15日間) 28.21(-0.85)
9月16〜30日(15日間) 25.62(-2.59) 26.92(-0.91)
10月1〜16日(16日間) 31.85(+3.64)
10月17〜31日(15日間) 34.23(+2.38) 33.00(+6.08)
11月1〜15日(15日間) 33.66(-0.57)
11月16〜30日(15日間) 18.30(-15.36) 25.98(-7.02)
12月1〜16日(16日間) 24.48(+6.18)
12月17〜31日(15日間) 19.39(-5.09) 22.02(-3.96)
2024年1月1〜16日(16日間) 23.808(+4.418)
1月17〜31日(15日間) 24.289(+0.481) 24.05(+2.03)
2月1〜15日(15日間) 28.50(+4.211)
2月16〜29日(14日間) 25.352(-3.148) 26.98(+2.93)
3月1〜16日(16日間) 28.50(+3.148)
3月17〜31日(15日間) 26.09(-2.41) 27.33(+0.35)
4月1〜15日(15日間) 26.369(+0.279)
4月16〜30日(15日間) 28.521(+2.152) 27.45(+0.12)
5月1〜16日(16日間) 37.003(+8.482)
5月17〜31日(15日間) 33.995(-3.008) 35.55(+8.10)

5月の結果とその考察

5月の結果とその考察
さて、上記結果報告をご覧いただければわかるように、5月は実に実りの多い1ヶ月となった。5月に入った途端、昨年(2023年)11月の転居以来初となる自己ベスト更新のオンパレード。6ヶ月間溜め込んだ心の澱が一気に吹き飛ぶような爽快な気分を堪能した。

そんなわけで、本来なら「ウヒョ〜!!ついにやったぜ!!ざまぁ見ろ!!」などと、何に対して「ざまぁ見ろ」と言っているのか深く考えることもなく有頂天になって、この6ヶ月間とは比較にならないほどエキセントリックで癇に障る文章を意気揚々と書き殴っていたわけだけど、5月後半の大失速のせいで全て台無しとなってしまったことが残念でならない。仕方ないのでいつも通り、お釈迦様も感心するくらいの平静を保って5月を振り返ることにする。

自己ベスト更新およびその原因の考察

  • 【前半戦】
  • 5月3日(金):転居以来初のN=39への挑戦。
  • 5月4日(土):1日あたり平均Nレベル38.33(自己ベストタイ)
  • 5月5日(日):GW(9連休)最終日。1日あたり最高平均Nレベル38.75(自己ベスト更新)
  • 5月6日(月):182日振りに最高Nレベル自己ベスト更新(N=41 [正答率79%])、2日連続1日あたり最高平均Nレベル自己ベスト更新(39.58)
  • 5月7日(火):1日あたり最高平均Nレベル自己ベストタイ(39.58)
  • 【後半戦】
  • 5月18日(土):1日あたり最高平均レベル自己ベスト更新(39.83)
  • 5月19日(日):2日連続1日あたり最高平均Nレベル自己ベスト更新(40.91)、初めて11回の挑戦で30分/日のノルマを達成。
  • 5月20日(月):最高Nレベル自己ベスト更新(N=42 [正答率86%])、3日連続1日あたり最高平均Nレベル自己ベスト更新(41.27)

1. 睡眠不足の解消

まず自己ベスト更新に至った理由の1つとして「睡眠不足の解消」が挙げられる。4月27日(土)から5月5日(日)までのGW9連休。その間に溜まりに溜まった睡眠負債を返済できたことがスコア回復の大きな要因であったことは間違いないだろう。

ただ、オーラリングによると睡眠スコア85以上を記録した日はこの9連休中にただの1度も無い。原因は明らかだ。運動不足による疲労不足、および就寝前(DNB中)のニコチン摂取に起因する入眠潜時(眠りにつくまでにかかる時間)の悪化だ。

ニコチンは鎮静作用と覚醒作用の両方を併せ持つが覚醒作用の方が強い。故に就寝前に摂取すれば寝つきが悪くなるだけじゃなく、睡眠の質そのものが悪化する。それに加えて休日につき運動量が著しく減少。連休中にした運動と言えば、買い物するために30分ほど歩くくらいのもので、当然「心地良い疲労感」さえ得られない。「おいおい、それはちょっと怠け過ぎだろ?」と、ナマケモノにも心配されるくらいの徹底した怠けぶりである。

ジムに通えばこの問題を解決することはできたはずだけど、腸内の悪玉菌軍に対して兵糧攻め合戦を仕掛けていたために活力不足で実行できず。

このようにして、睡眠を最適化する絶好の機会であったにも関わらず、ニコチンによる覚醒作用と疲労不足によって毎晩1時間以上も輾転反側(てんてんはんそく)する事態を自らの手で作り出してしまったというわけだ。自虐アレルギーを患う僕としては絶対に認めるわけにはいかないのだけれど、真正の馬鹿とはきっとこういう奴のことを言うのだろう。

そんなわけで、GW中の睡眠は完璧とはほど遠いものとなってしまった。それでも起床時間を遅くすることで睡眠時間だけは十分に確保することができた。兎にも角にもそれがスコア回復をもたらした1つの要因だったことは間違いないと思われる。

しかし、睡眠不足の解消だけがスコア回復に至った理由であれば、GW以前にもそれは起こって良かったのではなかろうか?年末年始にも10連休があったし、この期間の睡眠スコアはGW中のそれと比較すると格段に良い。であるならば、なぜ年末年始の10連休中にスコアの回復はもたらされなかったのか?

というわけで、次の可能性が挙げられる。

2. グラスフェッド・バター

4月29日(月)に転居以来初めてグラスフェッド・バターを摂取した。そもそも「グラスフェッド・バターの不在が転居後のスコア低下の原因ではない」と考えた理由は2つある。

まず、東京を離れる10日前にはすでにグラスフェッド・バターの摂取をやめていたこと。それにも関わらず、出発直前の11月6日に最高Nレベルおよび1日あたり最高平均Nレベルにおいて自己ベストを更新した。

そして2つ目は、そもそもグラスフェッド・バターが認知機能に及ぼす効果を過小評価していたこと。つまり、グラスフェッド・バターの摂取をやめても自己ベストを更新したこととは関係なく、それ以前に「グラスフェッド・バターはDNBのスコアに何の影響も与えない」と考えていたわけだ。だから摂取を突然やめた。そして実際、グラスフェッド・バターの摂取をやめても自己ベストを更新できたことから、その考えは正しいように思えた。

しかし、転居後スコアは著しく低下した。この時なぜ、グラスフェッド・バターの不在が原因だと考えなかったのか?まず第一に「睡眠不足」の問題があった。

「睡眠不足がある限り、それ以外の部分でどれだけ努力をしようと自己ベスト更新には至らない」

Hapbeeの導入に伴い、睡眠の質が劇的に改善されたことによる飛躍的なスコアの上昇を観察した直後だったために、このような固定観念が形成されていたことに気づかなかったのだ。

とは言え、サーモンの刺身、Black Walnut & Wormwood(BW & W)、発芽にんにく卵黄、ビタミンD3、カフェイン、ニコチンなど、それ以前にNレベルとの強い相関関係を確認していた栄養素や成分の補給は忘れなかったし、シチコリンは2錠(500mg)摂る必要があることを確認してからはこれも欠かさないようにしていたことも事実である。

では、これらの栄養素・成分とグラスフェッド・バターとの違いは何か?それはやはり「Nレベルとの強い相関関係を確認していたかどうか」となるだろう。とどのつまり、グラスフェッド・バターにおいては確認が不十分だったというわけだ。東京を離れる前に、上述した栄養素・成分と同様に、グラスフェッド・バターとNレベルの顕著な相関関係を確認できていれば、グラスフェッド・バターも自己ベスト更新に不可欠な栄養素として補うことを忘れなかっただろう。

“Don’t change what works.” 上手くいってるなら変えるな、というわけか。何も考えず、ただ愚直に東京での生活を完コピしていれば、転居後に著しいスコアの低下を観察することもなく、それに伴う試行錯誤や苦悩も不要だったかもしれない。何しろただこれだけのことを確認するために6ヶ月も費やしてしまったのだから。この期間はそのまま、僕がどれだけグラスフェッド・バターを過小評価していたのかを表している。

Nレベルとこれだけ強い相関関係を示すグラスフェッド・バターの不在という状況下で、「残業による睡眠不足」やら「電車の騒音によるオーラリングにも検知できない睡眠の質の低下」やら「リロケーション・ダメージ」やら、それ以外の原因を半年間も血眼になって探していた自分を振り返るとあまりに可愛くてつい爆笑してしまう。(まあ、これらの影響が全く無かったとは証明できていないけど)まさに灯台下暗し。(ハンブルクで生活していた頃、前庭から玄関まで続く道を徘徊する巨大なナメクジを踏み潰さないためだけに懐中電灯を常備していたことを思い出した!)答えは手の届くところにあったのだ。これが前回の記事で証明することを躊躇った、僕が愚か者であることの証明である。結局、回避は不可避だった。

しかし、こうなると当然「グラスフェッド・バターの何がNレベルを押し上げるのか?」という疑問が出てくる。オメガ3不飽和脂肪酸はサーモンで十分に摂っていると仮定すると、共役リノール酸(CLA)か、脂溶性のビタミン(A、D、E、K2)か、短鎖脂肪酸による腸内環境の改善か。まあ、これに関しては僕の微妙な頭でいくら考えたところで答えは出ないだろう。とりま「僕がDNBで自己ベストを更新するためにはグラスフェッド・バターが必要」ってことがわかれば十分だ。

結局これらは、此度の6ヶ月間のスコアの低迷、それに伴う試行錯誤および苦悩があったからこそ獲得できた知恵だ。DNBに毎日挑戦しているからこそ異常(問題・課題)に気づき、試行錯誤の末1つの解を得た。DNBに挑戦していなければこんな些細な異常に気づくわけもなく、異常に気づかなければ解決策を模索することもできないし、解決に至ったところで「解決した」という確証も得られない。

DNBは「認知機能を向上させる脳トレ」であると同時に「認知機能の健全性を測るテスト」でもある。もちろん、DNBで自己ベスト更新できたからといって全ての認知機能が健全であるという確証は得られないけど、総合的および特定の認知機能を定量化するテクノロジーにアクセスできない現状では、DNBのスコアが毎日の認知機能の健全性を測る信頼に足る唯一の指標であることは間違いない。

僕はDNBのスコアを絶対的指針として挑戦してきたし、これからもその方針は変わらない。DNBのスコアが著しく低下するならそこには必ず何かしらの理由がある。が、その理由を突き止めるのはいつもイージーとは限らない。なぜなら無数に存在する変数が影響し合っているからだ。変数の最少化や詳細な日記を付ける習慣のある僕にとってもそれは簡単なことじゃない。だからこそ6ヶ月間も自己ベスト更新できずにいたわけだし、自己ベスト更新を果たすや否や再びその道から外れるなんてことが起こってしまう・・。

後半の大失速およびその原因の考察

GW開け初日の5月6日(月)、実に182日振りとなる最高Nレベルの自己ベスト更新に成功。1日あたり最高平均Nレベルにおいても自己ベストを更新した。翌日7日(火)にも前日に叩き出した自己ベストタイとなる平均Nレベルを記録。長らく遠ざかっていた自己ベスト更新の道へ完全復帰を果たしたと有頂天になっていたのも束の間、10日(金)の平均Nレベルは33.50まで急降下。「自己ベスト更新はGW限定イベントだったのか?」という疑義の念を抱かずにはいられなかった。

しかし、5月20日(月)に最高Nレベルおよび1日あたり最高平均Nレベルの自己ベストを叩き出すことに成功したことから5月前半における6ヶ月振りの自己ベスト更新は「GWマジックじゃなかった」と(実におめでたいことに)確信した。確信したんだけど、翌日の21日(火)こそは平均Nレベル39.33を維持したものの、さらに翌日の22日(水)にはN=35まで落ち込み平均Nレベルは37.67。

まあ、この程度であればそこまで問題視するほどのことじゃないけど、続く23日(木)には平均Nレベル33.00、さらに26日(日)には平均Nレベル29.00と、ついに平均Nレベルが30を下回ってしまったのだ。その後もスコア回復の兆しが一向に見られないまま5月の挑戦が終了。これが5月の挑戦の実像である。

もちろん、記憶を遡るだけじゃなく、日記を何度も何度も読み返してスコア低下の原因を追求した。

  • サーモン不足
  • ニコチンの過剰摂取
  • Black Walnut & Wormwood不足
  • アルコールの過剰摂取(Life Cykelの製品に含まれる)
  • 缶コーヒー(または缶コーヒーに含まれる香料)
  • 瞑想不足(または過剰)
  • さつまいも
  • トマト
  • シチコリンの過剰摂取
  • ビタミンD3の過剰摂取
  • コラーゲン・プロテインの不足(または過剰)

などなど、結局日記からは明確な解が得られなかったので(これによってさらに詳細な日記を書くことになった)、経験的に影響が大きいと思われるものから足し引きして検証してみたけど、スコア回復という望む結果は得られなかった。というわけで今回の最大の敗因は、「変数を増やし過ぎたこと」になるだろう。

例えばLife Cykelのキノコたち、さつまいも、トマト、缶コーヒーは、東京にいた頃には存在しなかった変数だ。(厳密に言えばLife CykelのLion’s ManeとChagaは摂っていた時期があるし、缶コーヒーもたまに飲んでいた)簡単に言えば、東京にいた頃はこれらが無い状態で自己ベストを更新し続けていたわけだ。しかしながら、転居および転職に伴い睡眠の力に期待できなくなったため、睡眠以外でまだ改善の余地がある部分を改善することによって自己ベスト更新を目指すことに。

とりわけ改善の余地が大きく、認知機能向上に資すると思われたのが「腸内環境」だ。最適化とまではいかないまでも(腸内環境の最適化には睡眠の最適化が必要)僕の弱点である腸内環境を改善できれば、睡眠による十分な援護が期待できなくても再び自己ベスト更新の道へ復帰することができるのではないか?と考えたわけだ。

そこで白羽の矢が立ったのがLife Cykelのキノコたち。Cordyceps, Lion’s Mane, Turkey Tail, Chaga, Shiitake, Reishiの全6種類。中でもとりわけ僕が期待したのはTurkey Tail。これを書いている今日で86日連続摂取しているらしい。細かい説明はハショるがこれは僕の期待に応えてくれた。さすがに最適化とまではいかないまでも(つまり、ガス発生の問題は未解決)摂取前と比べれば腸内環境は随分改善された気がする。これは例えば便の状態や感謝の瞑想中に腸内で放出される神経伝達物質の量などから推察できる。

ただ、これはTurkey Tail単騎による武功ではなく、他の5種類のキノコたちとの相乗効果によるものと考えるのが妥当だろう。つまり、ここに「今回の最大の敗因」があるのだ。

僕は普段、自分の日常に何かを足したり引いたりする時には1つずつ慎重に行うことにしている。もちろん、新しい変数の影響を主にDNBのスコアを通して観察するためだ。だけど何を血迷ったか今回は、ほぼ同時に6種類のキノコたちを摂取してしまったのだ。なんたる愚行!これでは実際にどのキノコが僕にどんな影響を及ぼしているのか推し量れないではないか!最悪の場合、中にはスコアを低下させている、つまり、摂らない方が良いキノコもあるかもしれないのだ。

これらのことを今後追求するには1つずつ引いてスコアや体調を観察する必要があるわけだけど、経験上、腸内環境の変化はゆっくりと起こるから、スコアの変動があったとして、それが観察されるのはしばらく後になる。その間には(いくらコントロールしようとしても)その他の様々な変数の出入りがあるから「それが原因だ!」と特定することが非常に困難になってしまう。何度も何度も繰り返してきたのにまた性懲りもなく同じ過ちを繰り返す。これが人生が愚者であるという罪に対して与える罰である。(まあいっか、もう一度同じこと繰り返してみよう!今度はどうなるかな?)

普段は吊り橋を見つけたら瞬時に渡るのを諦めるくらいには慎重な僕が今回このような血迷った決断をしてしまった理由を今冷静に分析すれば、「長い期間自己ベスト更新の道から遠ざかって焦っていたところに突然ふっと希望の光が見えたからついつい思考停止して食いついちゃった〜(てへぺろ)」という感じになるだろう。不快からの逃避と快の追求。置かれた状況を不快に感じれば感じるほど希望は一層甘美に映る。実に本能に翻弄される生物らしい行動だ。まあ、本能の監視下から逃れた状態でも全く同じ決断したかもしれないけどさ!

このように、東京にいた頃は存在しなかった多数の変数の出入りを許してしまったために何がスコア低下の原因なのかわからなくなってしまい、それが今も続いているというのが現状だ。とどのつまり、「自分の身体のルール」を僕はまだ十分に理解していないってこと!でも、1度答えにたどり着いたわけだから、どんなに時間がかかっても地道に1つ1つ確かめていけば、必ずまた答えにたどり着ける。そして、もう一度その答えにたどり着いたとき、僕は「自分の身体のルール」をより正確に理解する。

この道の先に何があるのかはわからない。わからないからこそ面白い。わからないからこそ人生を賭ける価値がある。でも、たとえ今、この瞬間に死んだとしても「やれるだけのことはやった」と満足できるだろう。僕は僕の人生が、僕が歩んできた通りの人生であったことに心の底から感謝する。イベントの過不足もなく、タイミングも絶妙だったから完璧だ。こんな感じで今を最高に楽しみながら、僕はこれからも自己ベストを更新し続ける。それが物理的に不可能になるその日まで。

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