ZONEHACKERS' LAB Written by Yujiro

【オナ禁】オナニーで生産性が下がる本当の理由

オナ禁

オナ禁上級者でもしがちなオナ禁に関する3つの誤解

  1. 射精さえしなければ「エロ観賞」や「寸止め」はOK
  2. エロを観ずに頭の中で妄想するのはOK
  3. エロ漫画、エロアニメ、水着のグラビアはエロじゃないのでOK

残念ながらコレ、ぜんぶ誤解です。

もし、あなたがオナ禁をしていて思ったほどの効果を得られていないとしたら、この誤解が原因かもしれません。

本記事の内容

  1. 「射精」よりも「エロ」の方が有害
  2. 射精をしない「寸止め」は科学的に最悪の行為
  3. 頭の中でエロを妄想することも等しく有害
  4. エロ漫画、エロアニメ、水着のグラビアもすべてエロ(超常刺激)

僕がオナ禁を始めたのは2020年の6月で、この記事を書いている現在まで継続しています。

日数で言えば450日以上になるでしょうか。

と言っても、その間ずっと射精していないわけではなく、夢精やオナニーやセックスによるリセット(=射精)は何度かしています。(実際ほとんどは夢精リセット笑)

僕の最長「無射精」記録は115日です。

いわゆる「スーパーサイヤ人モード」も何度か体験できました。

僕が「オナ禁」に出会ったきっかけは米BULLETPROOF社の創業者デイヴ・アスプリー氏の3冊目の書籍『GAME CHANGER』(『シリコンバレー式超ライフハック』)でした。

再びZONEに入るために、自身のパフォーマンスを高めてくれるものであれば何でも試していたので、オナ禁もすぐに実行しました。

(つまり、それまでは僕も立派な「オナニー&ポルノ中毒者」だったわけです笑)

エロ観賞が脳に悪影響を与えることはGAME CHANGERに明示されていたので、オナニー(射精)を断つと同時にエロ観賞もやめました。

それと同時に、もっと自身のモチベーションになるような情報が欲しいと思い、「オナ禁」というキーワードでググってみました。

そこには予想以上にたくさんの、「先輩方」の貴重な体験談が載っていて、読めば読むほど励まされ、オナ禁へのモチベーションが高まったことを覚えています。

気が狂いそうになるほどの性衝動(ムラムラ)に苛まれる日々を乗り越えることができたのは、間違いなくそのような体験談にアクセスできたおかげです。

ただ、そのような体験談をいくら読んでも解決しない疑問もありました。

それは、

「オナニーによるデメリットのどれが射精によってもたらされるもので、どれがエロ観賞によってもたらされるものなのか?」

という「射精によるデメリット」「エロ観賞によるデメリット」の明確な線引きが得られないことで生じた疑問でした。

  • オナ禁を継続するためにはエロ禁も必須
  • オナ禁するなら汁遊び(寸止め)もしてはいけない

と推奨している人はたくさんいました。

それは先輩方が今の僕よりも長い期間のオナ禁経験から得た学びで、それが真実であることは今の僕も理解しています。

オナ禁を成功させるためにはそれだけ覚えておけば十分。

その考えも理解できますが、僕のようにすぐに楽な方向へ流される意志の弱い人間がオナ禁のような大きな意志の力を必要とする難題に挑むには、

「オナニーの何が、どのように悪いのか?」

ということを正しく理解しておくことが大きな助けになるはずです。

実際に僕はこの450日の間に何度も

「射精さえしなければ大丈夫っしょ!?」

っと、何度もエロ禁・寸止め禁を破りました・・・笑

そして、それは

  • 意欲・やる気DOWN↓↓
  • エネルギー低下DOWN↓↓
  • 集中力DOWN↓↓
  • 記憶力DOWN↓↓
  • 睡眠の質DOWN↓↓
  • 自信DOWN↓↓
  • 不安感UP↑↑

などなど、様々な形で僕のパフォーマンスを下げました。

これらの変化はとても微妙なもので、ほとんどの人は気がつかない可能性が高いです。

この微妙なパフォーマンスの低下に気づくには、まず「最高の状態」(スーパーサイヤ人モード)がどんなものなのか、実際に体験しなければならないと思います。

オナ禁で「最高の状態」は得られます。

というわけで、

この記事では、冒頭で紹介したオナ禁上級者でもしがちなオナ禁に関する3つの誤解を解き、「射精によるデメリット」「エロ観賞によるデメリット」を明確に区別することで、あなたがオナ禁をするうえで自身に課さなければいけない最低限のルールを明示したいと思います。

参考書籍

シリコンバレー式超ライフハック

インターネットポルノ中毒

1. 「射精」よりも「エロ」の方が有害

暗いベッドルームでラップトップの画面に集中する男
「ワーオ、この角度から見たエッフェル塔・・・たまらん!」

射精のデメリット

  • 射精に至るまでの行為(エロ観賞やオナニー)が「価値あるもの」として脳に深く刻み込まれる
  • 精子を構成する栄養素(たんぱく質、脂質、亜鉛、セレンなどミネラル、ビタミン)を失う
  • 精子を作る過程で必要な栄養素(グルコース、脂質、ビタミン、ミネラルなど)を失う
  • 快楽物質(エンドルフィン、アナンダミドetc)の材料(アミノ酸等)を失う
  • その他ホルモン(オキシトシン、コルチゾール、プロラクチンetc)の材料(アミノ酸等)を失う
  • 射精するためのエネルギー(ATP)を使う
  • テストステロン(一時的)が減る
  • 活力(一時的)が下がる
  • 射精に要する時間を失う

エロ観賞のデメリット

  • エロ観賞・検索に要する時間を失う
  • もっと過激なものを求めるようになる
  • 性癖が変わる
  • ドーパミンの材料(アミノ酸等)を失う
  • ドーパミン受容体が壊れる
  • 集中力DOWN↓↓
  • 記憶力DOWN↓↓
  • 思考力DOWN↓↓
  • 想像力(クリエイティビティ)DOWN↓↓
  • コミュニケーション能力DOWN↓↓
  • 社交性DOWN↓↓
  • 言語能力DOWN↓↓
  • 計算能力DOWN↓↓
  • 自制心・忍耐力DOWN↓↓
  • 自信・自尊心・自己肯定感DOWN↓↓
  • ストレス耐性DOWN↓↓
  • 睡眠力(良質な睡眠を得る能力)DOWN↓↓
  • やる気・モチベーションDOWN↓↓
  • 活力・エネルギーDOWN↓↓
  • 不安感・恐怖心UP↑↑
  • 夢を見なくなる
  • 自然に笑えなくなる
  • イライラしやすくなる
  • 怒りっぽくなる
  • 勃たなくなる
  • セックスで興奮しなくなる
  • 生身の女性への関心がなくなる
  • 努力を継続できなくなる

エロ観賞が習慣化されると、人間の脳の最も高次な部分『前頭前皮質』の機能が弱体化することがわかっています。

これによって、論理的思考や社交性、自制心が弱まり、低次の感情を司る脳部位『扁桃体』の力が相対的に高まり、感情的な行動をとるようになります。

「キレやすい」「不安を感じやすい」「イライラしやすい」といった傾向は、脳がまだ十分に発達していない思春期の若者においてよく見られる傾向ですが、これも主にこのような「前頭前皮質」「扁桃体」アンバランスな力関係によってもたらされるようです。

射精時とエロ観賞時において分泌される神経化学物質の違い

  • 射精時:   アヘン系(エンドルフィン、アナンダミドetc)【快楽・満足】
  • エロ観賞時: ドーパミン【快楽追求】

射精時にはアヘン系の快楽物質が脳内に放出され、快楽・満足感をもたらすと同時に「もっと」を欲しがるドーパミンレベルが下がります。

射精後に「エロを観たい」「射精したい」という欲求がおさまるのは主にこのためだと言われています。

それに対し、エロ観賞時には脳内でドーパミンが放出されます。

ドーパミンはよく「快楽物質」と呼ばれますが、実際には「快楽”追求”物質」です。

快楽を与えてくれるもの(射精、高カロリーの食事、ニコチン etc)を「もっと欲しがる」物質というわけです。

  • ドーパミン分泌 → 射精したい! → セックス / オナニー
  • 射精 → アヘン系物質分泌 → 満足
  • ドーパミン分泌 → 食べたい! → 食物探索
  • 食べる → アヘン系物質分泌 → 満足
  • ドーパミン分泌 → ニコチン欲しい! → タバコ入手
  • 喫煙 → アヘン系物質分泌 → 満足

快楽・満足 ← 射精 ← セックス・オナニー ← 快楽追求物質

快楽・満足を与えてくれるアヘン系物質を分泌させるためには「射精」が必要で、射精をさせるために「セックスまたはオナニー」が必要で、その行為をひたすら追求させるのがドーパミンなのです。

生物としては、満足してボーッとしてるよりも「満足を求めてひたすら動き回っている」ほうが生存の確率は高くなるので、

僕たちの脳は、快楽や満足そのものよりも「もっとワクワクさせてくれるもの」を強烈に欲する傾向があるというわけらしいのです。

ニコチン中毒、ギャンブル中毒、アヘン中毒、モルヒネ中毒、ポルノ中毒・・・

僕たちは、実際に快楽を与えてくれるアヘン系物質そのものに中毒性があると誤解しがちですが、実はあらゆる中毒をもたらす原因はたった1つ。

快楽追求物質ドーパミンだったのです。

2. 射精をしない「寸止め」は科学的に最悪の行為

憔悴してラップトップに頭を埋めるビジネスマン
いつの間にか「ポルノを観ることが目的」になっていませんか?

「射精したらもったいない!」

「もっと刺激的なオカズがあるはず!」

「このままずっとポルノを観ながらシコっていたい!」

このような状況に陥っていたとしたら非常にまずい状態です。

というのも、エロ観賞をしている間はドーパミンが出続けています。

そして、射精の寸前にドーパミンレベルは最高に達し、射精と同時に急降下します。

では、「寸止め」して射精することなくエロ観賞を続けたらどうなるでしょうか?

ドーパミンレベルが最高の状態が長時間維持され、前頭前皮質の弱体化と扁桃身体の過活性化を伴い、先にあげたような様々なデメリットが現実のものになります。

ドーパミンの過剰分泌は健全な脳機能にとって不都合になるので、

「あれ?ドーパミンがこんなに分泌されるんなら、ドーパミン受容体こんなに要らねんじゃね?てか、あっちゃマズイんじゃね?」

という具合に、ドーパミン受容体を減らすことで、ドーパミンが脳に与える影響を調整しているのです。

これによって、僕たちは「同じレベルの刺激」では「同じレベルの興奮」を得られなくなり、「もっと刺激的なもの」を追求するようになるというわけです。

結果として、音楽や料理、映画や絵画、小説やスポーツなど、日常生活で得られる程度の刺激ではまったく満足できなくなり、部屋にこもって脳が欲する超常的な刺激を与えてくれるポルノの世界で生きるようになってしまうのです。

3. 頭の中でエロを妄想することも等しく有害

頭の中でエロシーンを想像すると、エロ観賞時に活性化される脳部位と同じ部位が活性化されることが研究で明らかになっています。

したがって、頭の中でエロを想像するだけでも、エロ観賞がもたらすデメリットをしっかり被ることになるので、オナ禁の真のメリットを享受したいのであれば、無意識に妄想していないか気をつける必要がありそうです。

4. エロ漫画、エロアニメ、水着のグラビアもすべてエロ(超常刺激)

笑顔でビーチに立つ麦わら帽子をかぶった金髪美女
あなたがその水着のグラビアを見ている理由はなんですか?

この記事をここまで読んでくださったあなたにはもうわかると思います。

答えは、そのグラビアを見るとドーパミンが出るからです。

水着のグラビアを探し、見るというドーパミンに操られる習慣が備わっていれば、それは容易に「もっと刺激的なもの」を求める習慣へエスカレートしてしまいます。

比較的刺激が少なそうなエロ漫画やエロアニメなども同様です。

少なそうに思えても、刺激があるからあなたは探しているのです。

これらを探していることに気づいたら、

「あれ、俺はなんでソレを探してるんだ?」

と自問するようにしてみてください。

そして、

「ソレって自分の人生にとって本当に価値のあることなのか?」

と自らに問うことができれば、ドーパミンの支配(中毒)から逃れるための助けになると思います。

まあ、水着のグラビア程度の刺激で勃起できるようであれば、それはあなたが健全な脳機能を取り戻してきている証拠になるので、それはある意味喜ばしいことだと思いますが笑

まとめ

脳の3D映像
「射精によるデメリット」「エロ観賞によるデメリット」を正しく区別することによってオナ禁の真のメリットを享受するために最低限守らなければいけないルールを明示してみました。

おさらい

  1. 「射精」よりも「エロ」の方が有害
  2. 射精をしない「寸止め」は科学的に最悪の行為
  3. 頭の中でエロを妄想することも等しく有害
  4. エロ漫画、エロアニメ、水着のグラビアもすべてエロ(超常刺激)

「射精のデメリット」「エロ観賞のデメリット」は正しく区別されないことが多く、そのせいでオナ禁挑戦者に「射精さえしなければエロ観てもOK」などという誤解を与えてしまっていることは否めません。

その誤解のせいで、現状を変えようという気概をもったオナ禁挑戦者がオナ禁の真のメリットを享受することができず、「やっても意味ねぇ!」と人生をあきらめてしまったら本当にもったいないことだと思ったので記事にしてみました。

エロ観賞が習慣となっていれば中毒に陥っていることは間違いないので、そこから離脱する過程で様々な禁断症状が現れるかもしれません。

ただ、そこから抜け出ることができれば、エロ観賞によって奪われていた「本来の能力」を取り戻すことができます。

そこで初めて、自分がエロ観賞と引き換えに犠牲にしていたものがどれほど価値のあるものだったかということに気づくことができるのです。

今の僕の脳は、水着のグラビアで勃起するくらいには健全ですが(笑)、まだまだオナ禁上級者を名乗るには経験不足だと思うので、一緒に頑張っていけたら嬉しいです。

About me!


2006年(20才):タスマニアでダンクに挑戦(筋トレ&プライオメトリクス)→ 挫折

2009年(23才):パン屋で働き始める。

2010年(24才):慢性的な肩凝り・首凝り・腰痛が悪化。

2012年(26才):あがり症の治療のため精神科へ行き、うつになる。

2016年(30才):ハンブルクでダンクに挑戦(筋トレ&プライオメトリクス)→ 挫折

同年末:グルテンフリーを始めてみる。

2017年(30才):グルテンフリーを始めて3週間後、バスケ中に人生初のZONE体験。その後、寿司屋のキッチンで2度目のZONE体験。

2018年(31才):帰国。荷揚げ屋として働き始める。

2021年12月9日(35才):何度も挫折したデュアルNバック(DNB)に再挑戦。

2022年(36才):レベル上限なしのDNBアプリ開発開始。

僕のミッション:DNBで人生を変えられると証明すること。

プロフィール詳細

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