[DNB]デュアルNバック挑戦の記録[2023年11月]
僕が2021年12月9日から毎日30分挑戦しているデュアルNバック(DNB)という脳トレの2023年11月の記録をまとめてみた。
この記事はこんな人にオススメ
- 僕!
- 本気でDNBに挑戦している人!
または、変人の生態を研究している変人
本記事の内容
- DNB挑戦の総括(全期間)
- DNB挑戦の記録[2023年11月]
- 月間平均Nレベルの推移(全期間)
- 11月の目標と結果報告
- DNB挑戦の記録[2023年11月]まとめ
デュアルNバック挑戦の総括(全期間)
期間: | 2021年12月9日〜2023年11月30日(722日間) |
連続挑戦日数: | 722日(+30日) |
総挑戦回数: | 17,618回(+598回) |
総挑戦時間: | 365時間47分(+15時間22分) |
(嘘だと思うならXで僕の投稿を確認してみて!挑戦を開始した2021年12月9日まで、722日分の挑戦結果報告を遡れるよ!まあ、証拠としては不十分だし、信じてもらいたいわけでもないけれど)
使用アプリは自作のDNBアプリ『DNB Limitless』(2022年7月3日から使用開始)
このアプリの仕様については、こちらの記事をどうぞ。
→ [DNB]デュアルNバック挑戦の記録[2022年7月]
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DNB挑戦の記録[2023年11月]
期間: | 2023年11月1日〜11月30日(30日間) |
使用アプリ: | DNB Limitless(自作のDNBアプリ) |
挑戦回数: | 598回[19.93回/日](+5.74回/日) |
挑戦時間: | 15時間22分[30.73分/日] |
月間平均Nレベル: | 25.98(-7.02) |
1日あたり最高平均Nレベル: | 38.33(+0.41) |
1日あたり最低平均Nレベル: | 11.95(-16.80) |
最高Nレベル: | N=40(+1) |
※()の中は10月との比較。
月間平均Nレベルの推移(全期間)
期間 | 期間平均 | 1ヶ月の平均 |
2022年7月3日〜17日(15日間) | 10.89 | |
7月17〜31日(15日間) | 11.01(+0.12) | 10.92 |
8月1〜16日(16日間) | 11.05(+0.04) | |
8月16〜31日(16日間) | 11.85(+0.80) | 11.45(+0.53) |
9月1〜15日(15日間) | 11.92(+0.07) | |
9月16〜30日(15日間) | 12.05(+0.13) | 11.99(+0.54) |
10月1〜16日(16日間) | 11.60(-0.39) | |
10月16〜31日(16日間) | 13.04(+1.44) | 12.37(+0.38) |
11月1〜15日(15日間) | 13.23(+0.19) | |
11月16〜30日(15日間) | 13.52(+0.29) | 13.37(+1.00) |
12月1〜16日(16日間) | 14.87(+1.35) | |
12月16〜31日(16日間) | 15.57(+0.70) | 15.22(+1.85) |
2023年1月1〜16日(16日間) | 17.69(+2.12) | |
1月16〜31日(16日間) | 17.68(-0.01) | 17.69(+2.47) |
2月1〜14日(14日間) | 18.74(+1.06) | |
2月15〜28日(14日間) | 20.67(+1.93) | 19.71(+2.02) |
3月1〜16日(16日間) | 17.95(-2.72) | |
3月16〜31日(16日間) | 19.57(+1.62) | 18.83(-0.88) |
4月1〜15日(15日間) | 21.01(+1.44) | |
4月16〜30日(15日間) | 21.66(+0.66) | 21.34(+2.51) |
5月1〜16日(16日間) | 22.70(+1.04) | |
5月16〜31日(16日間) | 22.37(-0.33) | 22.52(+1.18) |
6月1〜15日(15日間) | 22.30(-0.07) | |
6月16〜30日(15日間) | 27.80(+5.50) | 25.05(+2.53) |
7月1〜16日(16日間) | 25.35(-2.45) | |
7月17〜31日(15日間) | 25.08(-0.27) | 25.22(+0.17) |
8月1〜16日(16日間) | 26.67(+1.59) | |
8月17〜31日(15日間) | 29.06(+2.39) | 27.83(+2.61) |
9月1〜15日(15日間) | 28.21(-0.85) | |
9月16〜30日(15日間) | 25.62(-2.59) | 26.92(-0.91) |
10月1〜16日(16日間) | 31.85(+3.64) | |
10月17〜31日(15日間) | 34.23(+2.38) | 33.00(+6.08) |
11月1〜15日(15日間) | 33.66(-0.57) | |
11月16〜30日(15日間) | 18.30(-15.36) | 25.98(-7.02) |
11月の目標と結果報告
10月の記録記事の終わりに立てた11月の目標とその結果報告は以下のようになる。
- 今まで通り毎日30分挑戦する ➡︎ ○
- 睡眠スコアの王冠を20個以上獲得する ➡︎ ❌
- 月間平均Nレベル36以上 ➡︎ ❌
上記11月の挑戦結果をご覧いただければおわかり頂ける通り、11月は「僕のDNB挑戦史上最低最悪の1ヶ月」となった。正直ブログを書く気力もないほど落ち込んでるわけだけど、そんな現状をあえて言語化することで精神が上向く可能性もあるので、いつも通りテキトーに書いていこうと思う。
前回の記録記事で書いたように、10月は僕のDNB挑戦史最高の成長を記録した1ヶ月だった。そして、その立役者となったのがHapbeeという睡眠の質を劇的に改善する最先端のテクノロジーだと紹介した。これによって「DNBにおける成長のルールが変わった」と、調子に乗って立てたのが「月間平均Nレベル36以上」という挑戦史上最高(+3.00)の目標だ。以下は10月の記録記事からの引用になる。
3の「月間平均Nレベル36以上」という目標は、Hapbeeの登場によって本当にDNBにおける成長のルールが変わったのであれば、今まで通りの目標では生ぬるいということで設定した目標だ。10月の月間平均Nレベルは33.00なので、1ヶ月で+3.00以上の成長が目標達成には必要となる。もちろん10月以前に1ヶ月で+3.00以上の成長を遂げたことは1度もない。2023年8月の+2.61が10月以前の最高だ。さらに言えば、DNB Limitlessでの挑戦を開始した2022年7月から2023年9月までの14ヶ月の月間平均Nレベルの成長の平均は+1.14/月だから、十分野心的な目標と言えるだろう。
10月は+6.08という前例にない成長を記録したけど、10月以前の最高月間平均Nレベルを出した8月と比べると+5.17となる。そして、2ヶ月で+5.17の成長と考えれば、1ヶ月あたりの成長は+2.585で、2023年8月の+2.61にも及ばない。つまり、Hapbeeの力を真に証明するには、今後、最低でも月あたり平均成長+1.14以上、欲を言えば+2.61以上の成長を実現しなくちゃいけないってこと!
しかし、11月の月間平均Nレベルは25.98(-7.02)。10月はおろか9月の月間平均Nレベル26.92にさえ及ばない結果となった。何より後半15日間の平均Nレベルは18.30と、3月の月間平均Nレベル18.83よりも低い。もちろん、この「挑戦史上最高の1ヶ月」から「挑戦史上最低の1ヶ月」への落差には僕のガラスのメンタルを破壊するには十分過ぎるほどの威力があった。そんなわけで、10月の記録記事の1000兆分の1くらいのテンションで、僕は今この記事を書いている。
一体何が起こったのか?
正直、この絶望的な結果をもたらした原因がなんなのか、今でもよくわかっていない。でも、確かなことが2つだけある。それは、僕が「完全に転職に失敗した」ってこと!!と、それが原因の1つってこと!!
どういうことか?
10月の記録記事で、「荷揚げ屋を辞めて転職する」ことについて言及した。前職では「DNBにおける成長に最も大切な睡眠を最適化することができない」という判断のうえでの決断だった。転職すれば拘束時間は長くなるけれど、通勤時間が短くなるため十分な睡眠時間を確保できると考えたわけだ。ところが実際働いてみるとほぼ毎日21時まで残業で、就寝時間が遅くなり、睡眠時間を圧迫。睡眠時間が長くなるどころか、毎日6時間未満の睡眠となり、僕の睡眠は転職前より悪化してしまったのだ。
つまり、11月の悲惨な結果の大きな原因は、睡眠を最適化するための転職だったにも関わらず「『特別条項付き36協定』を締結している会社に転職してしまったこと」になるだろう。この協定を締結した会社の従業員は720時間/年(平均60時間/月)までの時間外労働が可能になるらしい。(さらに細かい規定はあるけれど)ちなみに、これを締結している会社の割合は22.4%(厚労省)とのことで、つまり「無知によってこの中の1社に転職してしまったこと」が今回の敗因の1つであることは間違いない。「世間知らずのバカは痛い目に合う」典型的な例だけど、少なくとも痛い目に合ったことで学びは得た。今の職場にいる限り睡眠の改善は望めそうにないから近々再び転職することになるだろう。もちろん次は「残業なし」を前提条件として仕事を探すことになる。
睡眠不足以外に考えられるNレベル低下の原因?
僕の超ド級の愚行によって睡眠時間が減少したことがNレベル低下の原因の1つであることは間違いない。毎日8時間以上の睡眠を確保できていたら、ここまで酷い結果にはならなかっただろう。だけど、10月の記録記事でも述べたように、転職によって起こり得る不安要素は他にもあった。そして残念ながら、その中のいくつかの予想は見事に的中してしまったのだ。さらに、その他にもNレベル低下の原因として考えられる要素に気がついたので、これからそれをざっくり考察してみよう。
睡眠不足以外に考えられるNレベル低下の原因
- 睡眠の質の低下
- 栄養不足
- 運動不足
- 瞑想不足
- リロケーション・ダメージ
1. 睡眠の質の低下
「睡眠の質」と表現する場合、通常「睡眠時間」もこれに含まれることが多い。睡眠時間を十分に確保しているかどうかで総合的な睡眠の質が変化するのだから当然だ。例えば単純に、5時間の睡眠と8時間の睡眠で得られるレム睡眠の時間を比較するだけで「睡眠の質」が「睡眠時間」によって変化することがわかる。睡眠の前半に多くなるノンレム睡眠とは対照的に睡眠の後半に多くなるレム睡眠は、睡眠時間の減少(睡眠不足)に伴って減少する傾向が強く、レム睡眠が不足した睡眠を「良質な睡眠」とは表現できない。だから、睡眠不足でレム睡眠が減少した僕の睡眠の質も当然「良質」とは表現できないわけだけど、睡眠不足以外にも「オーラリングでさえ検出できない睡眠の質を悪化させている原因があるのではないか?」と思い至ったので一応書いておきたい。
睡眠不足以外で僕の睡眠の質を低下させている可能性のあるもの、それは「電車の騒音・振動」だ。東京から田舎に引っ越すわけだから、それはもう静寂に満ちた夜を想像していたのに現実は駅の真ん前の物件。新幹線が通過する線路もあり、夜遅くまで電車の往来があるんだけど、1番大きな騒音を立てるのが特急の通過列車。しかも長い!こいつと比べたら他の電車の立てる騒音はまだ大分可愛げがある。さらに「振動」のおまけ付き!オーラリングでは高い睡眠スコアを得ていても、こっちに越してきてからDNBのスコアは右肩下がり。というわけで、「もしかしたらこの電車の騒音や振動が僕の睡眠に与えている影響はオーラリングにも検出できないのではないか?」そして「そのオーラリングにも検出できない睡眠の質の低下をDNBのスコアが示しているのではないか?」と疑いを抱くようになった、というわけなのです。
2. 栄養不足
こちらに引っ越してきて17日間は、東京で摂っていた栄養素やスマドラを全て揃えることはできなかった。6日目(11月13日)に糖質を全く摂っていないことに気がつき摂ってみたけど、スコアに改善は見られなかった。18日目(11月25日)にニコチン(ニコレット・クイックミスト)が入ってようやく引っ越し前と同じ条件が整った。
- ニコチン
- ビタミンBコンプレックス
- サーモンの刺身
- Black Walnut & Wormwood
- マグネシウム
- シチコリン
- プロバイオティクス
- 発芽にんにく卵黄
- ビタミンD3
- 茹でた卵黄
- 素焼きミックスナッツ
- 鶏モモ肉
- 牛肉
- 玉ねぎ
にも関わらず、スコアは戻らず。よって、「栄養素がスコア低下の原因である可能性は低い」ことがわかった。ただ、「すべて揃えた」と言っておきながら、まだ完全に全てというわけじゃない。これがDNBでハイスコアを出すために必須の栄養素だと考えたことがなかったため、「揃える必要がある」とは思わなかったのだ。それは何かというと「コラーゲンプロテイン」荷揚げ屋をしている時は主に神経伝達物質の材料を補給する目的で摂っていたけど、今度の仕事は体力仕事ではあるけど荷揚げ屋ほど力は使わないので「必要ないもの」と判断し、摂取をやめていた。何しろお金持ちじゃないからさ!節約できるお金は節約しないと。今でもこれが原因である可能性はほとんどないと思ってるけど、そういうものが実は・・・ということもあったりするからね〜。経験上、「僕の脳みそ程度では正解を予測できない」ってことはわかってるので、僕の行動方針は常に「試行錯誤」だ。試してみてダメだったら別の可能性を模索したらいい。というわけで、コラーゲンプロテインも早く試してみたいところだけど、引っ越しで散財したのでお給料が入るまでこれを買うことすらできない。Pity me!
あと、素焼きミックスナッツ(くるみ、アーモンド、カシューナッツ)に関して新しい知識を得た。「イワシ缶では全く向上しないDNBのスコアが生のサーモンでは向上する」ことは以前書いたけど、素焼きミックスナッツに関しても「どの素焼きミックスナッツでもOK」というわけではなさそうだ、ということだ。生サーモンのように「素焼きミックスナッツがDNBのスコアを改善する」という証拠はこれまでのところ確認できていない。それでも、「どの素焼きミックナッツを食べるかによって、体の反応が全く違う」ことが明らかになったのだ。
素焼きミックスナッツによっては、食べると下痢になったり、こむら返りが起きるものがある。普段僕は一度にかなりの量(400〜500gくらい?)を食べるから、今までそれが普通だと思っていた。(何でも過剰摂取は体に悪い!)だけど、1度に600g以上食べてもこのような体調不良にならない素焼きミックスナッツと出会ったことで、僕の中でこの常識が覆された。そのナッツを食べると体調不良にならないばかりか、精力が漲るようになった。これは恐らく、特にカシューナッツに含まれる亜鉛の効果だと思われる。つまり、今まで食べていたナッツにはどこかおかしなところがあったのだ。僕は基本的にAmazonで売っているミックスナッツを食べているけど、それが手に入らないときにはスーパーで買ったりもする。これによってAmazonで売っているミックスナッツの方が体調不良が起きにくいことがわかっていた。
ただ、今回の発見はそれ以上の発見だ。どういうことか?それは「同じ商品でも体調不良が起きるものと起きないものがある」という発見だ。今回僕の元に届いたAmazonの素焼きミックスナッツは、見た目からしていつものとは異なっていた。単純にいつもよりキレイだったのだ。袋の中の空気の抜け具合や外から見えるナッツそのものが。毎年同じナッツを購入し続けているので、この時期(12月頃)にナッツがキレイになり、美味しくなることには気がついていた。ただ、体の反応が全く違うと気づいたのは今回が初めてだ。もちろん、品質が変わらなくても僕のコンディションは常に変動しているので、このような体の反応の違いは単純にその時のコンディション次第、という可能性もあるけれど。
3. 運動不足
荷揚げ屋は力仕事ではあるけど、実際必要なのは筋力よりも持久力だ。重いものを持ち運ぶ。数十mも移動したり、階段を何十往復することもしょっちゅうだ。1発あたりの重量は約50〜80kgといったところかな。もちろん、強い人はもっとできるけど、平均的な荷揚げ屋の能力は多分こんなとこだろう。(僕もけっして平均以上じゃなかったよ!)そして、これを午前と午後それぞれ2〜3時間(場合によってはもっと長く)繰り返すわけだから、50〜80kg持てる力があるのは前提として、この運動に耐える持久力が必須になる。つまり、筋肉を大きくする筋トレというよりは、むしろマラソンみたいな有酸素運動に近いってことになる。(筋肉ムキムキの荷揚げ屋がいたらそれは仕事でついた筋肉じゃなくて筋トレによるもの!)したがって、荷揚げ屋を辞めたことによって有酸素運動は激減してしまったわけだ。そして、「有酸素運動の減少とDNBのスコア低下にどんな関係があるの?」っていう問いに対する答えとしてまず考えられるのはBDNFだ。
BDNF(脳由来神経栄養因子)は主に神経細胞から分泌されるタンパク質で、「脳の奇跡の肥料」なんて呼ばれたりもするスペシャルなやつだ。既存の神経細胞を保護するだけでなく、新しい神経細胞の発生や神経回路の形成を促したりもしてくれる。つまり、脳機能を高めようとするならコイツの力を借りない手はないってわけなのだけれど、有酸素運動の激減に伴ってコイツの分泌も激減してしまい、それがスコアの低下として表れているのではないかと考えたわけだ。可能性としては十分にあり得る話だと思うし、残念ながら今の仕事を続ける限り、この状況を根本的に解決することは難しそうだ。何しろ十分な睡眠時間を確保することさえ困難な状況だからね。現状僕にできることと言えば、週末にジムで走ったり筋トレすることと、普段の歩行速度を速めることくらいだろう。心拍数が上がるほどの速度で歩けばBDNFは分泌されるらしいからさ!職場まで普通に歩いて約20分かかる道のりを早歩きで往復すれば、1日30分以上の有酸素運動にはなるって計算だ。ヘルスケアアプリによると、新生活における歩数は前職の時を若干上回るそうなので、もしかしたら効果的な解決策になるかもしれない。
4. 瞑想不足
残業によって食事や睡眠の時間も圧迫される中で、一体どうしたら瞑想の時間など作れるというのか?先月に毎日40分の瞑想習慣を諦めたばかりだというのに、これからは恐らく週末しか瞑想できない。「瞑想習慣がDNBのスコアを向上させる」ことは、僕の中ではすでに真となっていて、それはつまりその逆「瞑想しなければDNBのスコアは低下する」もまた然り、というわけだ。毎日5分や10分なら継続できるとは思うし、これを実行したことがないのでこれを実行した時どれほどの効果を得られるかもわからないから試してみる価値はあるだろう。
5. リロケーション・ダメージ
「もしかしたら上記5つ(睡眠不足を含む)以外にも原因があるかもしれない」と思って捻り出した可能性がこのリロケーション・ダメージだ。僕は今回この言葉を初めて知ったんだけど、これは要するに「高齢者が介護施設に入所した途端、認知症が悪化した」というような、「環境の変化から生じるストレスによってもたらされる心身の不調」を意味する言葉らしい。認知症を患っている高齢者限定のイベントかと思ったら、若年者においても引っ越しなどで生活環境が変わった際に起こりうるようだ。とどのつまり、僕は現在、(軽度の)認知症に罹っている可能性があるってこと!
新しい環境が不安というストレスを産み、そのストレスに対抗するためにシナプスに適応を要求する。シナプスの再編成には膨大なエネルギーが必要だから、記憶や情報処理などその他のエネルギーが不足する。通常、脳の可塑性の高い若年者が生活環境の変化による認知機能の低下を実感することなどあまりないのだろう。新しい環境で自分のポジションを確立するために必死に周りとコミュニケートすることになるだろうし、恐らく「認知機能の若干の低下など実感している余裕などない」のだろう。ただ、僕の場合はDNBをやっているから、「スコアの低下という形で偶然この現象を観察してしまった」ということなのかもしれない。そうだったら面白いと思うから、僕はこれが真であることに期待している。シナプスの再編成に要する時間は「長くても数週間から数ヶ月」ということなので、これがスコア低下の原因であるならスコアが回復するまでもう少し時間がかかるだろう。シナプスの再編成を加速するために僕ができることといえば、「食事・運動・睡眠」くらいなので、先述したような改善策を実行しながら気長に待つしかない。
[DNB]デュアルNバック挑戦の記録[2023年11月]まとめ
ただ、いずれにしろ睡眠不足の問題が解消されるまでは、実際に何がスコア低下の原因であったとしても、それを突き止めることはできないだろう。そして、現在の仕事を続ける限り、睡眠不足の問題が解消されることはない。さらに、リロケーション・ダメージがスコア低下の一因である場合、再転職したとしても新しい環境に適応するまで再び数週間から数ヶ月かかることが予想されるので、僕がDNBで自己新記録を更新する日はしばらく訪れないだろう。
とまあ、かなり絶望的な状況で、超楽観主義的な僕としては非常に珍しいことなのだけど、実際にこの1ヶ月の間に「けっしてお近づきになりたくない類の感情」と接触する機会が多々あった。「なにを大袈裟なことをw」とお思いになられるだろうけど、現状DNBしか生きがいのない僕にとっては命を脅かされるほどの危機的状況なのである。「脳トレできないなら生きてる意味がない」なんて口にしたところでそれを本気で言ってるなんて信じる人間は1人もいない。面と向かって口にするかしないかは個人差があるだろうけど「は?バカかこいつ?」というのが正直な感想だろう。僕だってそういう僕自身のことを「は?バカかこいつ?」って思ってるから責められない!
だけど「ストレスへの適応=シナプスの再編成」ってのは大したもので、ちょっと前まで「◯にたい・・・」って思っちゃうほど悲惨なスコアだったものに、わずか1ヶ月程度でもう慣れてしまった。今では1日あたり平均Nレベルが30に届かないことが当たり前だけど、「まあ、こんなものか」という具合にほとんどストレスを感じない。脳トレにしろ、筋トレにしろ、環境ストレスにしろ、主にどこにストレス(負荷)がかかるかの違いはあるにしろ、ひとたびストレスがかかれば生物に組み込まれた自動生命維持装置が作動し、それがそのストレスに対抗・適応するためにご主人様の神経回路や筋線維および骨細胞などに強化・洗練を促すことに変わりはない。かつて持ち上げられなかった100kgのバーベルが筋トレ習慣によって軽々10回持ち上げられるようになるのと同様に、精神的負荷も同程度の負荷では全く問題にならなくなる。さらに、絶望を経験した人は日常の些細な事象にも心の底から感謝できるようになってしまう。そして、そこから生じる多幸感が僕たちをフロー(ZONE)へ誘ってくれるなら、絶望さえも幸せを掴むためのエサとなる。
例えば、『三百六十五歩のマーチ』という歌に「3歩進んで2歩下がる〜」という歌詞が含まれている。確かに「トータルで1歩進んでいる」ことも大事なことだけど、「2歩下がっている」こと自体が幸せを感じるために必要不可欠な条件なのかもしれない、というわけで、大多数の人が2歩下がった時点で諦めてしまう中で、これを無限に繰り返せる人がいたとしたら、その人こそフロー(ZONE)中毒者に違いない!(あと、最も幸せな人!)と、僕は思うのだ。
もちろん、自分の幸せをどう定義するのかは個々人が勝手に決めたらいいと思う。だから僕の幸せは僕が勝手に決める。それを誰かに押し付けたりしないし、逆に押し付けてくる人が現れたら全力で逃げる。僕は、僕を幸せにできるのは僕だけだと思ってるし、僕が幸せにできるのは僕自身だけだと思ってる。僕には僕の他に誰も幸せにできない。(もちろん「Yujiroという存在が幸せを感じるために絶対不可欠!」っていう人がいたとしても否定しないけど!)僕が追い求めている幸せはオナニーみたいな自己完結型の幸せ、つまりフロー(ZONE)だ。多分こういう感覚は「結婚」や「家庭」や「パートナー」や「友達」が幸せを感じるために必要だと思っている大多数の人とはかなりズレていると思う。このズレが生じた「僕が自己肯定感の高い非モテ陰キャのリア充」以外に考えられる理由は、やっぱり完璧なフロー(ZONE)を2度体験したことになるだろう。僕が求める全てがそこにあった。あれがなかったらここまで面倒臭い人間にはならなかったはずだ。たぶん。
家族、恋人、親友、健康、夢、何気ない日常。人が幸せの価値を実感するのは、それを得た時と失った時だけだ。視力の悪い人が初めてメガネを通して鮮明な世界を見たときの感動も、間も無く当たり前のものとなり、それを再び失うことがなければその幸せの価値を再び実感することもない。なぜ人は常に幸せを感じ続けることができないのだろうか?これも生物に組み込まれた「もっと」を要求する本能か?確かに「完全に満ち足りた状態」の生物が食事、睡眠、生存・生殖に全く興味が持てなくなるのは当然だから、本能がこれを良しとするはずはない。つまり、僕たちが本能に縛られる生物である以上、幸せを感じ続けることは不可能というわけか。そして、仮に地球に存在する人類がその本能から解放された幸せ人間ばかりになったとしたら、世界は平和になるけど、人類は絶滅する。僕たちの脳に組み込まれた本能は、僕たちが幸せを感じ続けることを許さない・・・
ああ、なんてことだ!今書いていて、ようやく僕が何にケンカを売っているのかわかった。僕がケンカを売っているのは、悠久の時を経て洗練・構築された本能だったのだ。これは確かに人生をかけて挑戦する価値がある。もちろん、僕程度の人生をかけたところで勝てる相手じゃないことはわかってる。なにしろ相手は悠久の時を経て洗練・構築された生物の本能だ。たった2年の脳トレで構築された神経回路とはわけが違う。僕の人生がこれから100年続いたとしても、その間ずっとDNBで自己ベストを更新し続けたとしても、神経回路の完成度じゃ全く比べものにならない。でも、僕も僕の人生だけで勝負する必要はない。なにしろこんな文章を書けるのだって、偉大な先輩たちが積み重ねた知識があるからだ。受け取ったバトンに付加価値をつけて、次の走者に渡す。そして「あとは若い者同士で。おほほ❤️」と言って舞台上から捌ければいい。でも、これは天才たちの人生だなぁ。僕のような凡人が送れるような人生じゃない。だけど、望んだり挑戦することは凡人にもできる。だから、挑戦する。命の続く限り。何も成し遂げられなかったとしても「あとは若い者同士で。おほほ❤️」と言って舞台上から捌ければいい。これが僕の人生。これが凡人の僕が他の命を奪ってでも肉体を維持する理由だ。
とまあ、DNB挑戦史上最高の1ヶ月(10月)から最低の1ヶ月(11月)への落差によって失意のどん底に陥った機会を利用して、シナプスの再編成(適応)から僕の幸せの定義(不必要)まで話を広げてしまったけど、今回はここで終わりにする。11月6日に初めてN=40に手が届いたことさえ「今」ではもうリアリティがない。この「今」というのも12月31日のことであり、この11月の記録記事を書き上げたらすぐに12月の記録記事を書くことができるほど時間が経ってしまったので仕方ない。さらにその間DNBのスコアは一向に回復の兆しを見せないのだから尚更だ。こんな調子なので12月の目標は立てることができなかったし、1月の目標も立てられない。というわけで、12月の記録記事は本当にただ結果だけ並べて終わり、ということになりそうだ。
先述したように、現職ではDNBにおける成長に不可欠の十分な睡眠時間を確保することはできないので、近々再び転職することになるだろう。残業は強制ではないにしろ「定時で上がる人間の存在が現場の士気を下げる」「みんな残業がある会社だと知ったうえで入社したはずなので協力してほしい」と職長直々にお達しがあり、残念ながら、入社したばかりで1人分の仕事すらできないくせに毎日遅くまで残業する先輩たちを尻目に定時で上がれるほどの胆力を僕は持ち合わせていないので、取れる選択肢は「去る」一択。ただ、今回の転居・転職で散財してしまったので、お金が貯まるまでは逃げられない。その間は「睡眠(命)を削って働く」という会社の方針・思想に従うほかなく、当然DNBのスコアの回復も望めない。そして、その期間が長引けば長引くほど、スコアが完全回復する可能性も低くなるだろう。いっそ精神崩壊してしまえば労災や障害年金で・・・なんて考えたりもしたけど、それだと(DNB自体はこっそり続けたとしても)挑戦結果の投稿ができなくなるし!
というわけで、今のところ希望は「転職」しかないので、それを実現するまではスコアに期待しないで事務的に淡々とDNBをこなすしかない。たとえそれがどんなに無意味に思えても、むしろ逆効果にさえ思えても。いつかこの継続が実を結ぶと信じて。