ZONEHACKERS' LAB Written by Yujiro

[DNB]デュアルNバック挑戦の記録[2023年3月]

脳トレ

僕が2021年12月9日から毎日30分挑戦しているデュアルNバック(DNB)という脳トレの2023年3月の記録をまとめてみた。

この記事はこんな人にオススメ

  • 僕!
  • または、本気でDNBに挑戦している人!

全期間のデュアルNバック挑戦の総括

期間: 2021年12月9日〜2023年3月31日(478日間)
連続挑戦日数: 478日
総挑戦回数: 13,096回
総挑戦時間: 240時間31分

(嘘だと思うならTwitterで僕のツイートを確認してみて!挑戦を開始した2021年12月9日まで、478日分の挑戦結果報告を遡れるよ!)

使用アプリは自作のDNBアプリ『DNB Limitless』(2022年7月3日から使用開始)
このアプリの仕様については、こちらの記事をどうぞ。
[DNB]デュアルNバック挑戦の記録[2022年7月]

[DNB]デュアルNバック挑戦の記録[2023年3月]

[DNB]デュアルNバック挑戦の記録[2023年3月]

期間: 2023年3月1日〜3月31日(31日間)
使用アプリ: DNB Limitless(自作のDNBアプリ)
挑戦回数: 775回[25回/日](+1.04回/日)
挑戦時間: 15時間50分
月間平均Nレベル: 18.83(-0.88)
1日あたり最高平均Nレベル: 24.16(-0.90)
1日あたり最低平均Nレベル: 12.16(-0.42)
最高Nレベル: N=26(-1.00)

※()の中は2月との比較。

2月の記録記事の終わりに立てた3月の目標は下記の3つだった。

  1. 今まで通り毎日30分挑戦する
  2. 月間平均Nレベル22.00以上
  3. N=27で正答率90%以上 → N=28に初挑戦!

上記結果報告をご覧いただければわかるように、今回は1以外の目標は達成できなかった。

3月中に1日あたり最高平均Nレベルを更新することはできないかもしれない。
25.06というのは、それほどまでに異常な数値だ。
少なくとも、「今の僕」にとっては。

この僕のネガティブな予想が「また的外れ」だったと、次回3月の記録記事で報告できることを楽しみにして挑戦し続けるしかないね。

と、2月の記録記事で書いたけど、このネガティブな予想が見事的中するという非常に残念な結果となってしまったわけだ。

そればかりか、3月の「月間平均Nレベル」「1日あたり最低平均Nレベル」、および「最高Nレベル」も、軒並み2月よりも低い数値が出てしまった。

つまり、毎日30分31日間15時間50分775回の挑戦を積み重ねてなお、僕の脳力は衰退してしまったことになる。

なんたる悲劇!
これは挑戦開始以来初の異常事態だ。

当然、僕は僕自身で大きなショックを受けているのだけれど、もっと気がかりなのは、これまでの僕の成長記録をDNBに挑戦するモチベーションとしてくれていた人たちの意欲を大いに削ぐ結果となってしまうのではないかということだ。

DNBは継続することが非常に難しい。
それでも挑戦し続けるのは、挑戦する価値があると信じているから。

でも、1ヶ月間、毎日30分挑戦し続けて、脳力が向上しないばかりか衰える、なんてことが起こるなら、DNBに挑戦することは最大級の愚行だ。

だって、貴重な時間とエネルギーと精神力を費やして、一所懸命自分の脳力を低下させるなんて、意味わからなすぎて逆に面白いw

こんなことするのは狂人だけだ。

普通の人なら「やっぱりDNBなんて無駄!」と考えて、もっと有意義なことに時間とエネルギーを使い始めるだろう。

3月の数値は、そんな当然の、至極まっとうな判断を後押ししてしまうかもしれない。

体調不良に苦しんだ1ヶ月

でも、今回の悲惨な結果には「言い訳」という形で「朗報」を与えることができる。

それは、「僕は今月1週間以上、風邪に苦しんだ」という事実だ。

異変を感じたのは3月8日。
睡眠は良好だったにも関わらず、1日あたり平均Nレベルが3日連続で低迷していたので、神経回路のアップグレードの前兆だと思った。

だけど、翌朝のオーラリングによるフィードバックで、それはアップグレードではなく「体調不良の前兆」であったことが判明。
それから丸7日間、「体表温がいつもより高くなっています」という指摘を受け続けた。

この間、体温は最高38.9℃に達したけど、それが実際どの程度DNBのスコアに影響を与えたのかはわからない。
また、オーラリングから注意を促されたのは7日間だけだけど、その後すぐに全快したわけでもない。
(8日から17日まで10日間の平均Nレベルは17.09)

DNBのスコアも同様で、「完璧!」と言えるスコアが出たのは26日。

でも、「イェ〜イ、完全復活!」と安心したのも束の間、29日には再びスコアを大きく落とした。

結局、風邪の影響は3月の終わりまで続いたのかもしれない。

先述したように、体調不良の影響が実際にどれほどあったのかはわからない。
DNBのスコアは確かに下がったけど、体調不良だけがその原因だとは限らない。

実際に、睡眠を失敗した日がいつもより多かった。
もちろん、これも体調不良が原因かもしれないけど。

睡眠が上手くいかなければ、免疫力が下がり、体調は悪くなる。
体調が悪くなれば、睡眠の質も当然悪化する。

ただ、1つ確信したことは、体調(コンディション)とDNBのスコアは「互いを映し合う鏡」だということ。

特に、腸内環境が悪化しているときは、DNBのスコアが著しく下がる。

「DNBのスコアが低い」ということは、大抵の場合「体調が万全ではない」ことを示唆している。

DNBは、「コンディションの良好性を測るテスト」として活用することもできるかもしれない。
実際に今回、DNBはオーラリングよりも早く体調不良の兆しを示してくれた。

というわけで、以上が「僕の脳力の衰退を示す3月の結果に対する言い訳」だ。

「やっぱりDNBなんて無駄!」という結論に至る人を少しでも減らすことができたなら、ここまで微に入り細に入り僕のていたらくを言い訳した甲斐がある。

DNBに挑戦するなら、僕を反面教師にして「自分はああはならない」と誓い、ぜひ日々の体調管理を徹底していただきたい。

僕も「3月の僕」を反面教師にして、体調管理を徹底する。

だって、4月も脳力の衰退を示すような結果になれば、さすがに僕のモチベも削がれちゃうからさ!

僕が「毎日」挑戦する理由

僕が「毎日」挑戦する理由
「38.9℃の熱を出しながらも、なぜコイツは毎日DNBに挑戦するのか?」
という疑問を持たれた方もいるかもしれない。

これに関して1つだけ主張したいことは、

  • 僕は、毎日30分挑戦することが最速で脳力を向上させる方法だとは思っていない

ということ。

もしかしたら、「1日置き」「週5日」など、適度に休みを入れた方が脳力は最速で向上するかもしれない。
同様に、1日あたりの挑戦時間も30分ではなく10分、15分または20分にしたほうが効率的かもしれない。

じゃあ、なぜ僕はそうしないのか?

それは、ひとえに僕が「臆病」だからだ。

つまり、

  • 1日でも休めば、間もなくDNBをやめてしまうのではないか?
  • 30分未満では効果がないのではないか?

という恐怖だ。

科学的な根拠は全くない。

DNBで脳力を向上させ続けるには、DNBを習慣化しなければならない。
DNBを習慣化するには、「DNBに挑戦しない日=異常」にしてしまうのが最も簡単。

DNBで脳力を向上させ続けるには、神経回路のアップグレードを促す「スイッチ」を押さなければならない。
「スイッチ」を確実に押すためには、最低限よりも長めに挑戦したほうが無難。

僕が毎日30分挑戦するのは、この程度の理由にすぎない。

だから僕は、「1日置き」「週5日」「昨日は20分やったから、今日は15分」「今日は体調が優れないからやらない」など、自分の都合に合わせながらも柔軟にDNBの習慣化に成功している人には、正直、畏敬の念を禁じ得ない。
(揶揄とかじゃなくて、本当に!)

なぜ、そんなことが可能なのか?
僕には絶対不可能な方法だ。

だから僕は、38.9℃の熱を出してるときも挑戦しなくちゃならなかったし、今後事故に遭ったとしても、目が見えて片手を自由に動かせれば挑戦しなくちゃならないだろう。

つまり僕は、「DNBに挑戦しない日=普通」ってなることを心底恐れているわけだ。
でも、DNBを習慣化するためなら、僕は恐れだって正当化しちゃう。

DNBの習慣化=正義。
少なくとも僕の中ではね。

DNBに限らず、何事も継続しなければ身につかないんだから、継続すること自体が目的になっていいはずだ。
結果は継続の副産物にすぎない。

というわけで、僕はこれからも今まで通り、DNBに毎日30分挑戦し続ける。
それがDNBを継続するために、僕がとれる唯一の方法だから。

2023年3月までの平均Nレベル

期間 期間平均 1ヶ月の平均
7月3日〜17日(15日間) 10.89
7月17〜31日(15日間) 11.01(+0.12) 10.92
8月1〜16日(16日間) 11.05(+0.04)
8月16〜31日(16日間) 11.85(+0.8) 11.45(+0.53)
9月1〜15日(15日間) 11.92(+0.07)
9月16〜30日(15日間) 12.05(+0.13) 11.99(+0.54)
10月1〜16日(16日間) 11.60(-0.39)
10月16〜31日(16日間) 13.04(+1.44) 12.37(+0.38)
11月1〜15日(15日間) 13.23(+0.19)
11月16〜30日(15日間) 13.52(+0.29) 13.37(+1.00)
12月1〜16日(16日間) 14.87(+1.35)
12月16〜31日(16日間) 15.57(+0.70) 15.22(+1.85)
1月1〜16日(16日間) 17.69(+2.12)
1月16〜31日(16日間) 17.68(-0.01) 17.69(+2.47)
2月1〜14日(14日間) 18.74(+1.06)
2月15〜28日(14日間) 20.67(+1.93) 19.71(+2.02)
3月1〜16日(16日間) 17.95(-2.72)
3月16〜31日(16日間) 19.57(+1.62) 18.83(-0.88)

[DNB]デュアルNバック挑戦の記録[2023年3月]まとめ

[DNB]デュアルNバック挑戦の記録[2023年3月]まとめ
3月は、DNBの挑戦開始以来初めてマイナスの成長率を記録した。
1ヶ月31日、15時間50分、775回の挑戦を積み重ねてなお、僕の脳力は衰えてしまった。

この結果には大きなショックを受けたけど、3月は挑戦すること自体がとにかく辛かった。

期待をはるかに下回る1日あたり平均Nレベルを連発し、1度もキャリアハイ(最高記録)を更新できなかった。

それでも、「体調さえ回復すれば・・・!」と凄惨な結果に耐えて挑戦を続けたけど、納得のいく結果はたった1度しか出なかった。(26日の平均N24.16)

3月の前半の平均Nレベルと後半の平均Nレベルを比較すると、確かに後半は少し持ち直した印象を受ける。
ただ残念ながら、それでも2月の後半の平均Nレベル(20.67)には届いていない。

ようやくN=26に到達し、有頂天になっていた2月との落差があまりにも大きかった。
2月に僕が獲得した神経回路は、風邪に根こそぎ奪われてしまったのだろうか?

結果だけ見れば、3月は「なかった方がいい1ヶ月」ということになる。

でも、本当にそうなのか?

その答えは、遅くても4月の終わりに出ると僕は考えている。

「4月の月間平均Nレベルは24くらいに達する」というのが、2月の終わりに立てた僕の予想だ。
(5月か6月に月間平均Nレベルが26に達すると予想するならそういうことになる)
だから、これに近い月間平均Nレベルが出れば、3月のマイナスはなかったことになる。

  • 「確かに3月の成長率はマイナスだったけど、神経回路自体はその間も洗練され続けていた」
  • 「体調不良により3月はその回路にアクセスできなかった」

というのが僕が期待しているシナリオだ。
(きっとあなたもあなた自身のためにこのシナリオが真であることを期待しているはず!)

ただ、月間平均Nレベル24というのは現状と照らし合わせるとあまりに非現実的だ。

このレベルに到達するには1日あたり平均Nレベルで25〜26以上を連発しなければならない。
なぜなら23以下も間違いなく連発することになるからだ。
1日あたり平均Nレベルが24以上になったのは、2月と3月に1度ずつだけ。

というわけで、仮に3月のマイナスを完全になくすことが可能だとしても、4月には厳しそうだ。

じゃあ、4月はどれくらいの月間平均Nレベルを期待できるだろう?

23以上。

これなら現実的かつ、十分に野心的な数値と言える。
なにより達成できたら嬉しいと思える。

月間平均Nレベル23以上を出せたなら、2ヶ月で月間平均Nレベルが3.29以上伸びたことになるので、必ずしも3月は「なかった方が良かった月」とは言えないだろう。

というわけで4月の目標は、

  1. 今まで通り毎日30分挑戦する
  2. 月間平均Nレベル23.00以上
  3. N=27で正答率90%以上 → N=28に初挑戦!

の3つにする。

2月に到達したN=27に再び挑戦することは、3月には叶わなかった。
ただ、月間平均Nレベルで23以上を狙うなら、打倒N=27を狙うことも必然だ。

そのためには、N=26の挑戦頻度、回数をもっと増やさなくちゃいけない。
そのためには、常に体調を万全にして挑戦しなくちゃいけない。
そのためには、なにより睡眠が大事。

せっかくオーラリングから高精度のフィードバックが得られるんだから、それをもっときちんと活かさなきゃね。
睡眠に対する意識を今一度よ〜く見直す。

結局、これが僕にできる最善であると同時に、唯一の方法だ。

  • 「苦難は成長の前兆」
  • 「失敗の蓄積は、停滞ではなく前進」

3月の凄惨な結果も糧にして、僕はこれからもDNBで脳力を磨き続ける。

というわけで4月も、
焦らずじっくり、「時間とエネルギーを脳細胞に変換する作業」または「地道なトンネル開通工事」を継続する。

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