ZONEHACKERS' LAB Written by Yujiro

[DNB]デュアルNバック挑戦の記録[2022年7月]

脳トレ

僕が2021年12月9日から毎日30分、234日連続で挑戦しているデュアルNバック(DNB)という脳トレの2022年7月の記録をまとめてみた。

なお7月3日より、挑戦開始から7月2日(205日目)まで使い続けたアプリから自作のDNBアプリ(DNB Limitless)に乗り換えたので、7月の記録は「DNB Limitlessでのもののみ」とする。

デュアルNバック(DNB)挑戦の記録[2022年7月]

期間: 2022年7月3日〜7月31日(29日間)
使用アプリ: DNB Limitless(自作のDNBアプリ)
挑戦回数: 1,233回
挑戦時間: 14時間30分
平均Nレベル: 10.92
1日あたり最高平均Nレベル: 12.16
最高Nレベル: N=15(正答率86%)

   

全期間のデュアルNバック(DNB)挑戦の総括

期間: 2021年12月9日〜2022年7月31日(234日間)
総挑戦回数: 5,333回
総挑戦時間: 117時間

   
この脳トレに費やす時間と労力(エネルギー)は、一切無駄にならず、物理的にワーキングメモリ(作業記憶)に関わるニューロン群に変換されて、僕たちの脳に蓄積される。
というわけで、僕はこれまで117時間という時間とその間費やしたエネルギーをワーキングメモリに関わるニューロン群に変換して僕の脳に蓄積したことになる。

僕がわざわざ自分でDNBアプリを作った理由は、7月2日(205日目)まで使っていたアプリにはN=14(14-Back)というレベル上限が設けられていたから。
実際にN=14で正答率90%以上を達成してもN=15へは上がらなかったので、上限なし(リミットレス)のDNBアプリを作ることにした。

そして、ご覧のように、自作のDNBアプリでの15日目の挑戦でN=15へ挑戦することができた。(3回)
正答率86%を出せたので、あと1問ミスしなければN=16へも上がれたけど、残念ながら今回はお預けとなった。

以前使っていたアプリでもN=14で正答率90%以上は出せていたのでN=15へ挑戦する力はあったけど、今回実際にN=15に挑戦できたのは嬉しかった。
ただ、前のアプリと全く同じ仕様というわけではないので、脳力の向上を実感するのはもう少し先になるかもしれない。

DNB Limitlessと7月2日まで使い続けたDNBアプリの仕様の比較

DNB Limitlessと7月2日まで使い続けたDNBアプリの仕様の比較
DNB Limitless 以前のアプリ
レベル上限: なし N=14(14-Back)
レベル下限: N=10(10-Back) N=2(2-Back)
出題間隔 2秒 3秒
1回あたり出題数: Nレベルと同数 20問
1回あたり挑戦時間: [出題:Nレベル×2秒]+[回答:Nレベル×2秒] [出題:Nレベル×3秒]+[回答:20問×3秒]
出題の種類: 場所と音声[視覚と聴覚] 場所と音声[視覚と聴覚]
レベルダウン: 正答率75%未満 正答率75%未満
レベル維持: 正答率75%以上90%未満 正答率75%以上90%未満
レベルアップ: 正答率90%以上 正答率90%以上

   
以前使っていたアプリと自作アプリのとりわけ重要な仕様の違いは、1回あたりの挑戦時間。

例えば、N=14(14-Back)の挑戦に要する時間は、前のアプリでは[出題:14×3秒]+[回答:20×3秒]=102秒(1分42秒)かかったのに対して、自作のアプリでは[出題:14×2秒]+[回答:14×2秒]=56秒しかかからない。

これは、「自作のアプリでは1回の挑戦中に記憶を保持しておかなければいけない時間が前のアプリと比べて短い」ことを意味する。
でも、だからと言って自作のアプリの難易度が完全に前のアプリより低いかと言えば、そういうわけでもない。

なぜなら出題間隔が1秒短いということは、それだけ速く記憶していかなければいけないからだ。
前のアプリと同じ感覚で挑めば、あっという間に置き去りにされてしまう。
実際に、約1ヶ月間毎日30分挑戦してきたけど、このスピードに完全に慣れたとはまだ言えない。

前のアプリでもコンスタントにN=14に挑戦できていたわけじゃないから、前のアプリを使い続けても脳力向上の余地はまだ十分あった。
それでも7月3日から思い切って自作のアプリに乗り換えたのは、こちらのスピードに早く慣れる必要があると思ったからだ。

自作のアプリにはレベルの上限はない。
だから、1回あたりの挑戦時間はレベルが上がれば上がるほど、長くなる。

102秒(1分42秒)というのが前のアプリでの1回あたり挑戦時間のMAXだけど、僕が作ったアプリにはこの上限もない。
自作のアプリでN=26に到達すれば、[出題:26×2秒]+[回答:26×2秒]=104秒(1分44秒)と前のアプリでの最長時間を超える。

もしかしたら、ここに到達するまでは「衰える脳力」が出てくるかもしれない。
仕様が全く同じではない以上、使う神経回路も異なるから、それは仕方のないことだ。

でも、「向上する脳力」も出てくるはずだし、N=26に到達する頃にはきっと「前のアプリでは絶対に獲得できない脳力」を獲得しているだろう。
N=26に到達するまでどれくらいの時間が必要かはわからないけど、今まで通り毎日30分挑戦し続ければ、きっといつか到達できると信じている。

※そもそもなんで仕様を変えたのか知りたいという方は、こちらの記事をどうぞ。
僕がレベル上限なしのDNBアプリを開発する理由

デュアルNバック(DNB)挑戦の記録[2022年7月]まとめ

デュアルNバック(DNB)挑戦の記録[2022年7月]まとめ
デュアルNバック(DNB)という脳トレで得られる脳力の向上には際限がない。
挑戦すればするほど神経回路が最適化され、レベルが上がれば上がるほど脳力は際限なく向上していく。

脳力の向上に限界があるとすれば、それはアプリに設けられているレベル上限だ。
レベル上限がある限り、「脳力維持」はできても、それ以上の向上は望めない。
だから僕は、その上限を取り去った。

実際にレベル上限なしのDNBアプリを自分のiPhoneで約1ヶ月間使ってみて、きちんと機能していることもわかった。
デザインにはまだまだ改善の余地があるけど、ゲーム部分にはほとんどない。

このアプリを使い続ければ、僕の脳力は際限なく向上していく。
それを確信できたことが2022年7月における最大の成果だ。

8月の目標は、

  1. 今まで通り毎日30分挑戦すること
  2. N=16(16-Back)に挑戦すること
  3. 1ヶ月あたり平均Nレベルで7月の記録(10.92)を超えること

の3つだ。

いつも通り挑戦し続ければ、無理なく達成できる目標だと思う。

僕はまだまだ挑戦を続ける。

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