【僕のプロフィール】自称バイオハッカーの僕がバイオハッカーを名乗るまで
こんにちは。
自称バイオハッカーのYujiroです。
2016年12月、遊びで始めたグルテンフリー(小麦抜き)ダイエットによって、体調がものすごく良くなったことがきっかけで、自分を最適化する方法(バイオハック)を追求し始めました。
それ以来5年ほど、自称バイオハッカーやってます笑
この記事でわかること・・・
- うつ病、疲労感、眠気、肩こり、腰痛に苦しんだ20代
- 僕の人生を変えたグルテンフリー
- 3週間のグルテンフリーが僕にもたらしたもの
- ゾーンに入るトリガーとなったグルテンフリー
うつ病、疲労感、眠気、
肩こり、腰痛に苦しんだ20代・・・
ちゃんとした記事を投稿する前に練習がてら僕のことを少し(笑)
パン屋でバイトしていた20代前半。僕は精神を病み精神科に通い始めました。
生来身体を動かすことが好きで、友人とバスケットボールをしたり、ジムで筋トレをする習慣があったにもかかわらず、慢性的な疲労、眠気、肩こり、腰痛にも悩まされていました。
自分でも同年代の人に比べて「自分は元気がないな」と感じていましたし、それは他の人から見ても同じだったらしく、実際
「Yujiroくんは元気がないね」
と言われたこともありました。
「もっと身体を動かして、サプリで栄養を補って、健康的な生活を送らなきゃダメだ」と思い、
- 毎日8時間以上の睡眠
- 朝晩1時間のヨガと呼吸法
- 針治療
- 整体
- マルチビタミンやミネラル、DHAといったサプリ
- 養命酒(笑)
なんかも生活にとりいれてみました。
コレ、20代前半の男の習慣です笑
これらの習慣のおかげで体調と気分はずいぶん良くなりました。
特に、毎回1時間のヨガと呼吸法は効果抜群で、それをやった後は肩こりが軽減し、気分もだいぶ上向きになったことを覚えています。
ただ、それをサボった日は、やはり理不尽な疲労感や眠気、肩こり、腰痛に悩まされ、例えば買い物のためのちょっとした外出でさえ困難な状態でした。
精神科で処方される抗うつ薬で気分が上向くこともなく、正直このままの状態で人生を送り続けることはハードだなと思いました。
僕の人生を変えたグルテンフリー
時は流れて、2016年12月。30才。
僕はドイツ・ハンブルクのとある寿司屋で働いていました。
「環境を変えれば気分も変わるかもしれない」
と思ったので海外に行ってみました。
当時の自分の精神状態を考えればけっこう危険な行動だったかもしれませんが、結果的にその判断は正しかったです。
言葉に不自由なうえ、慣れない文化の中での生活は予想以上にハードでしたが、周りの人に助けられながら懸命に日々と向き合う中で、少しずつ活力が湧いてくるように感じていました。
そんなある日、寿司屋のお客さん(ドイツ人)から質問をされました。
「このお寿司はグルテンフリーなの?」
それを聞かれた僕の頭にはたくさんの「?」マークが浮かんでいました笑
「グルテンフリー?確かに聞いたことある言葉だけど、どういう意味なんだろう?」
結局、僕なんかよりもドイツ語が堪能な従業員の方に対応をお願いして、僕はキッチンへ逃げました(苦笑)
逃げた先で僕より一つ上の同僚2人に「グルテンフリーって知ってる?」と聞いてみましたが、返ってきた答えは「知らん」「なんだっけ?」というものでした。
知らないことはすぐにググる一方が勤務中にもかかわらずググってくれて?その意味を教えてくれました。
そこで初めて、グルテンとは小麦に含まれる粘着性のタンパク質のことで、グルテンフリーとは”グルテンが入っていない”ことを意味する言葉だと知りました。
しかし、「グルテンが入っていないからなんなのか?」という疑問は残ったままだったので、仕事が終わってから調べることに。
そしてようやく、グルテン(小麦)が体に及ぼしうる害と、それを食事から抜くことで得られる健康上のメリットを理解することができました。
それは、パン屋でバイトするほどパンが好きで、ドイツでもほとんど毎朝パンを食べ(ドイツのパンは美味しい!)、ラーメンやうどん、パスタやピザも大好きだった自分にはまったく思いも寄らないことでした。
- パン
- ラーメン
- うどん
- パスタ
- ピザ・・・
どれも小麦からできている食べ物です。
朝はパン屋で買ったパンを食べ、昼は寿司屋でお寿司を食べ、夜はパスタを茹でて食べる(安くて楽チン!笑)、という生活をしていたので、
「小麦を食事から排除するのは大変かも」と思い少しは迷いましたが、
「昼はお寿司を食べられるし、パスタの代わりにお米を買えばいいし、少しでも元気になれる可能性があるならちょっと試してみるのもアリじゃないか?」
と考え、「2週間だけ」と期間を決めてやってみることに。
醤油やその他調味料にも小麦が入っているものがありますが、そういう少量の小麦は許容しました。
人生の転機は「ちょっと試してみよう」から
結果として3週間続けることになりましたが、その3週間前の
「ちょっと試してみよう」
が、僕の人生の大きな転機となりました。
ただ、正直な話、3週間経っても効果を実感することはほとんどなかったです。
「ちょっと朝の目覚めが良くなったかな?」
という感じはありましたが、その程度のものでした。
3週間のグルテンフリーが僕にもたらしたもの
それは、バスケをやってる最中に突然やってきました。
- 全身から沸き立つ鳥肌・・・
- それまで感じたことのないほどの圧倒的な幸福感・・・
- かつてないほど速く、力強く動く自分の身体・・・
- 自分の後ろでさえ見えるような研ぎ澄まされた五感と思考の冴え・・・
- 一切の迷いのない、流れるような完璧な意思決定・・・
その日の僕のチームメイトから言われた
“You’re a super human!!”
(友人とはもっぱら英語で会話していたので僕のドイツ語は伸びませんでした苦笑)
は、当然僕が人生30年間でもらったものの中で最高の賛辞でした。
そして、それはあきらかに3週間のグルテンフリー・ダイエットがもたらした結果でした。
それでも実を言えば、このときはまだ、グルテンフリーとこの自分史上最高のパフォーマンスを直接結びつけてはいませんでした。
それが直接結びついたものだと悟ったのは、1週間後。
またバスケをしている最中でした。
気づきをくれた最高の後の最悪のパフォーマンス
また自分史上最高のパフォーマンスを発揮したのか?
いいえ、違います。
その逆です・・・。
1週間前とは比べ物にならないほど重く動かない身体・・・
1週間前に自分史上最高に動く身体でプレーした記憶がある分、余計にその性能の低さにガッカリしました。
「どうして・・・?」
と考えたときに、ようやく点と点が結びつきました。
あの力は、グルテンフリーがもたらしてくれたものだったのだと。
※(後にあれが俗にいう”ゾーン”であることと、グルテンフリーだけが原因ではないことを知りました)
というのも、1週間前のあの日、自分史上最高のパフォーマンスを発揮した僕の身体は、ものすごく飢えていました。
プレーしている最中こそ無我夢中で気づきませんでしたが、普段とは比べ物にならないほどの力を発揮した身体は、普段とは比べ物にならないほどに疲労し、損傷していて、一刻も早い回復を要求していました。
いつもならバスケをした後はプロテインだけ飲んで、何かを食べることなくシャワーを浴びて就寝していたのですが、その日に限ってはそのまま眠ることなどできそうもないほどの食欲を感じました。
まさに「暴力的」とさえ表現できるようなすさまじい飢えでした。
そこで僕は3週間、胃の中に入れることのなかった「うどん」を二玉一気にかき込みました。
その後さらに二玉かき込み、またプロテインを飲んだところで僕の体はようやく満足したようです。
このときは完全に思考停止してましたね笑
本能に忠実な奴隷でした。
そして、その翌日から、グルテンフリーの食事を3週間続けていたことなどすっかり忘れて、以前と同じような食事メニューに戻りました。
つまり、パン、パスタ、うどんの日々です笑
体調も実感するほどの変化はありませんでした。
そして、再びバスケの日が来て、最悪のパフォーマンスを体験し、グルテンフリーが与えてくれていた恩恵に気づいたのです。
ゾーンに入るトリガーとなったグルテンフリー
当然と言えば当然なのですが、僕はそれから完全にグルテンフリーになりました笑
それ以来、音楽を聴きながら、興味関心のある記事を読んでいるときなどに、お腹から脳、全身にかけて強いシビレ、快感と共に鳥肌が沸き立つという体験をひんぱんにするようになり(後にこれが神経伝達物質の大放出だと知りました)、ついには、寿司屋での朝の仕込みの時間帯に、再び「ゾーン」に入ることもできました。
僕が「ゾーン」に入れたのは、人生においてまだこの2度だけです。
そんなわけで、今でも何かに憑かれたかのように、自分自身を最適化する方法(バイオハック)または、「ゾーン」に入るための条件を探求し続けています。
そのために費やしたお金も決して少なくありません笑
ただ、後悔もしてません。
完全に「ゾーン中毒者」というやつです笑
ゾーンに入ることでガラリと変わる人生の価値観
「ゾーン」というのは、巷で言われているようなただ単に「超絶集中状態」というだけではありません。
実際に「ゾーン」に入ったことがある人はそんな陳腐な表現はしないでしょう。
そんな言葉で表せる以上の圧倒的な価値があるからです。
そして、それこそ、誰しもが「ゾーン」に入ることを目指すべきだと僕が思う理由です。
これについてはいつかもっと詳しく書こうと思っています。
最後に
ここで紹介したグルテンフリーに限らず、これから僕がこのサイトで紹介していこうと考えているすべての「パフォーマンスを科学に基づき最適化する方法=バイオハック」は、誰にでも同じように適用されるわけではありません。
人の体は千差万別。
ここでグルテンフリーについて言及したのは、
グルテンフリーと僕の体の相性がたまたま合っていて
それが僕の人生を語る上で欠かすことのできない重大な変化をもたらしたためです。
僕の望みは、ここで紹介する僕の実体験の1つ1つが、このサイトに足を運んでくださった皆様それぞれの目標を達成するための一助となることですが、当然皆様のお身体を知悉しているわけではありません。
僕がここで紹介するバイオハックを試す際にはくれぐれも自己責任でお願いします笑
バイオハッカー Yujiro