ZONEHACKERS' LAB Written by Yujiro

[DNB]デュアルNバック挑戦の記録[2022年9月]

ミエリン 脳トレ

僕が2021年12月9日から毎日30分、295日連続で挑戦しているデュアルNバック(DNB)という脳トレの2022年9月の記録をまとめてみた。

使用アプリは自作のDNBアプリ『DNB Limitless』(2022年7月3日から使用開始)
このアプリの仕様については、こちらの記事をご覧いただきたい。
[DNB]デュアルNバック挑戦の記録[2022年7月]

[DNB]デュアルNバック挑戦の記録[2022年9月]

期間: 2022年9月1日〜9月30日(30日間)
使用アプリ: DNB Limitless(自作のDNBアプリ)
挑戦回数: 1,149回(-88回)
挑戦時間: 15時間14分(-27分)
月間平均Nレベル: 11.99(+0.54)
1日あたり最高平均Nレベル: 13.47(-0.35)
最高Nレベル: N=16
N=16の挑戦回数: 1回(-9回)/30日中1日(10回/31日中4日)
N=15の挑戦回数: 19回(-3回)/30日中7日(22回/31日中6日)
N=14の挑戦回数: 135回(+82回)/30日中19日(53回/31日中12日)
N=13の挑戦回数: 224回(+85回)/30日中27日(139回/31日中25日)

※()の中は8月との比較、または8月の数値

8月の記録記事の終わりに立てた9月の目標は下記の3つ。

  1. 今まで通り毎日30分挑戦すること
  2. N=16で正答率90%以上 → N=17に初挑戦
  3. 月間平均Nレベル12以上

残念ながら、1以外の目標は達成できなかった。
3の「月間平均レベル12以上」は、もう少しで達成できるところまで来たが、2の「N=16で正答率90%以上 → N=17に初挑戦」は、明らかに時期尚早だった。

N=16は8月の平均Nレベルより4.55、9月の平均Nレベルより4.01も高いレベルだ。
N=15への挑戦さえ30日中わずか7日、合計19回にとどまった。
何より「N=16の挑戦回数」「N=15の挑戦回数」「1日あたり最高平均Nレベル」の数値は、8月の方が優れている
N=17への挑戦は、月間平均Nレベルが13.50を超えた頃(恐らく1月)だと丁度良いのかもしれない。

ただ、「N=14の挑戦回数」および「N=13の挑戦回数」の数値は9月の方が圧倒的に優れている
9月の月間平均Nレベルが8月よりも0.54高いのは、間違いなくこの数値を反映しているからだろう。

8月の月間平均Nレベルも7月より0.53と同程度高くなっていたのも面白い。
つまり、月間平均Nレベルが1ヶ月あたり約0.5ずつ上昇しているわけだ。
もちろん、これほど僅差なのは単なる偶然にすぎないだろうけど、今後もこのくらいの成長を期待できるのかもしれない。

今後の月間平均Nレベルの推移(期待値)

  • 2022年9月・・・12.0(現在)
  • 10月・・・・・・12.5
  • 11月・・・・・・13.0
  • 12月・・・・・・13.5
  • 2023年1月・・・14.0
  • 2月・・・・・・・14.5
  • 3月・・・・・・・15.0
  • 4月・・・・・・・15.5
  • 5月・・・・・・・16.0
  • 6月・・・・・・・16.5
  • 7月・・・・・・・17.0
  • 8月・・・・・・・17.5
  • 9月・・・・・・・18.0
  • 10月・・・・・・18.5
  • 11月・・・・・・19.0
  • 12月・・・・・・19.5
  • 2024年1月・・・20.0(一次試験)
  • 2月・・・・・・・20.5(二次試験)
  • 3月・・・・・・・21.0
  • 4月・・・・・・・21.5(入学)

これは前回の記事で掲載した「今後の月間平均Nレベルの推移(期待値)」だ。
このままのペース(1ヶ月あたり+0.5)で上昇し続ければ、東大受験をする頃には月間平均Nレベルが20.0に達しているかもしれないことを示してみせた。
もちろん、大幅に下方修正することになる可能性も大いにあるけど、この表を見ると「まだ送れると決まったわけでもないキャンパスライフ」が楽しみで仕方がない。

挑戦回数と月間平均Nレベルの関係

「1日あたりの挑戦回数」は、「1日あたりの平均Nレベル」が向上すればするほど少なくなる。
これは、「1回あたりの挑戦時間」が「挑戦Nレベル」に応じて長くなるため。

例えば、N=10の挑戦かかる時間は1回当たり40秒。
それに対し、N=11なら44秒、N=12なら48秒、N=13なら52秒、N=14では56秒になる。

毎日のノルマは30分と決まっているから、挑戦したNレベルの合計が大きくなればなるほど、ノルマ達成に必要な挑戦回数は減る。
よって、1ヶ月で挑戦回数を88回も減らせたのは、月間平均Nレベルが向上したことと、「単純に9月は8月より1日少なかった」おかげということになる。
(1日あたり平均40回挑戦していると考えると「88回-40回=48回」。つまり、1ヶ月で実質約48回減らせたことになる)

実際の期間平均Nレベルと予想

期間 期間平均 1ヶ月の平均
7月3日〜17日(15日間) 10.89
7月17〜31日(15日間) 11.01(+0.12) 10.92
8月1〜16日(16日間) 11.05(+0.04)
8月16〜31日(16日間) 11.85(+0.8) 11.45(+0.53)
9月1〜15日(15日間) 11.92(+0.07)
9月16〜30日(15日間) 12.05(+0.13) 11.99(+0.54)
(A)10月1〜16日(16日間) 12.10(+0.05)
(A)10月16〜31日(16日間) 12.22(+0.12) 12.16(+0.17)
(B)10月1〜16日(16日間) 12.10(+0.05)
(B)10月16〜31日(16日間) 12.90(+0.8) 12.50(+0.51)

上の表は、自作のDNBアプリ「DNB Limitless」による全期間の平均Nレベルを約15日単位で追ったものだ。
1ヶ月を前半と後半に分けて、それぞれの期間の平均Nレベルを出してみた。

これによって、8月の前半から後半の平均Nレベルの伸びが他と比べて非常に大きいことがわかった。
月間平均Nレベルは7月から9月にかけて2ヶ月間で0.53 + 0.54 = 1.07増えているけど、8月だけで+0.8増えているのだ。

7月の前半から後半は+0.12
9月の前半から後半は+0.13

10月もこの7月、9月の傾向で推移した場合が表の(A)ルート。
8月と同じように推移した場合が(B)ルート。

(A)ルートの場合、10月の月間平均Nレベルは12.16
(B)ルートの場合、10月の月間平均Nレベルは12.50

よって(B)ルートの場合のみ、「2ヶ月で月間平均Nレベル+1.0」(1ヶ月で月間平均Nレベル+0.5)の傾向に準ずるものとなる。
(A)ルートの場合は、「今後の月間平均Nレベルの推移(期待値)」で示した10月の期待値を大きく下回り、早速大幅な下方修正を迫られることになる。

これで実際に(B)ルートをたどり、「2ヶ月で月間平均Nレベル+1.0」または「2ヶ月に1度大きな成長期が訪れる」という傾向がより顕著になったら非常に面白い。
10月の前半16日間の平均Nレベルが12.10と冴えないものになったとしても、後半16日間の平均は12.90と優れたものになるかもしれない。
最終的に10月の月間平均Nレベルが12.50に近くなれば、この(B)ルートをたどった証となる。

10月の挑戦がますます楽しみになってきた。

   

全期間のデュアルNバック挑戦の総括

全期間のデュアルNバック挑戦の総括

期間: 2021年12月9日〜2022年9月30日(295日間)
総挑戦回数: 7,719回
総挑戦時間: 147時間55分

デュアルNバック(DNB)という脳トレで鍛えられるのは、主に「記憶力」だ。
そして、記憶力は、「あらゆる脳力のツナギ」となる。

情報を一時的に保持する力がなければ「計算」はできない。
文章を読んでいるうちに前の文章の内容を忘れてしまったら「読書」はできない。
会話の途中で何を話していたのか忘れてしまったら「会話」は成立しない。
「直感」は経験(記憶)から生じ、「新しいアイディア」は知識(記憶)の衝突から生まれる。
そして、「集中力」・・・集中して学んだことを思い出せないなら、集中力に何の意味があるだろう?

記憶力は、「コンクリートにとってのケイ酸カルシウム」「ハンバーグや蕎麦にとっての小麦粉」のように、「計算力」「読解力」「会話力」「直感力」「創造力」「集中力」など、あらゆる脳力をつなぐ役割を果たしている。

仮に記憶力に0を代入してみよう。

  • 計算力 = a × 記憶力
  • 読解力 = b × 記憶力
  • 会話力 = c × 記憶力
  • 直感力 = d × 記憶力
  • 創造力 = e × 記憶力
  • 集中力 = f × 記憶力

a〜fに入る脳力が何であろうと、記憶力が0ではどんな脳力も成立しえないことがなんとなくおわかりいただけると思う。
記憶力が0なら「自分が今どこにいるのか?」「自分は誰なのか?」「洋服の着方」「ドアの開け方」「食事のとり方」「トイレの使い方」など、すべてを毎回0から学ばなければならない。
そして、「記憶のないところに学習はない」ので、永遠にその場所から抜け出せない。

では、もし1の記憶力を100にする方法があったとしたら?
個々の脳力が100倍になり、脳の総合的な力は爆発的に跳ね上がる。
記憶力こそが「脳の力を支える基礎」なのだ。
他の脳力がどれほど自由にその力を表現できるかは、記憶力次第と言っても過言ではないだろう。
だからこそ、「記憶力」を集中的に鍛える価値がある。
と、少なくとも僕は信じているので、これからも毎日30分DNBに挑戦し続ける。

凡人が天才に勝つ、これ以上に簡単・確実な方法があるだろうか?

[DNB]デュアルNバック挑戦の記録[2022年9月]まとめ

[DNB]デュアルNバック挑戦の記録[2022年9月]まとめ
9月の最も大きな収穫は、「素焼きミックスナッツの多量摂取がスコアの下げ要因」である可能性に気づいたことだ。
僕が愛用している素焼きミックスナッツは、アーモンド、カシューナッツ、クルミで構成されているけど、どうやらこれらは「栄養の吸収を阻害」するらしい。
ミネラルやビタミンの吸収がこれらに阻害されると、酵素の働きが悪くなり、エネルギーの低下に繋がる。

僕は一度に300gとか多量を食べるのが好きで、これがどうやら脳や体からエネルギーを奪っていたようだ。
ミックスナッツを食べると体が重くなるのはわかっていたから、仕事前や仕事中にミックスナッツを食べることは避けていたけど、脳にも多大な被害が出ていたことには気づかなかった。
「1日あたり平均Nレベル」と「習慣」を見比べてみて、初めてその可能性に思い当たった。

これが朗報なのは、「10月は初日からこれを避けてDNBに挑める」からだ。
これに気づいた時には9月も終わりに近づいていた。
だからミックスナッツの多量摂取のせいでスコアを落とした日が何度もあったに違いない。

10月はこのロスを避けることができる。
このロスが無くなるだけで、月間平均Nレベルが大きく改善するかもしれない。
先の「月間平均Nレベルの推移予想」を下方修正ではなく、上方修正することになったら面白い。

10月の目標は、

  1. 今まで通り毎日30分挑戦する
  2. 月間平均Nレベル12.50以上
  3. N=14に200回以上挑戦する

の3つにする。

N=16やN=17など上を押し上げるよりも、最低レベルの底上げを狙った目標にした。
N=16やN=17に挑戦できなくても、N=10やN=11の挑戦回数が減れば減るほど、月間平均Nレベルは向上する。
そして、月間平均Nレベルが向上し続ければ、今は手の届かない領域にも手が届くようになる。

10月も焦らずじっくり、時間をニューロンに変換する作業を継続する。

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