ZONEHACKERS' LAB Written by Yujiro

[DNB]デュアルNバック挑戦の記録[2022年11月]

脳トレ

僕が2021年12月9日から毎日30分挑戦しているデュアルNバック(DNB)という脳トレの2022年11月の記録をまとめてみた。

全期間のデュアルNバック挑戦の総括

期間: 2021年12月9日〜2022年11月30日(356日間)
連続挑戦日数: 356日
総挑戦回数: 9,903回
総挑戦時間: 178時間54分

使用アプリは自作のDNBアプリ『DNB Limitless』(2022年7月3日から使用開始)
このアプリの仕様については、こちらの記事をどうぞ。
[DNB]デュアルNバック挑戦の記録[2022年7月]

[DNB]デュアルNバック挑戦の記録[2022年11月]

[DNB]デュアルNバック挑戦の記録[2022年11月]

期間: 2022年11月1日〜11月30日(30日間)
使用アプリ: DNB Limitless(自作のDNBアプリ)
挑戦回数: 1,031回(-122)
挑戦時間: 15時間15分(-29分)
月間平均Nレベル: 13.37(+1.00)
1日あたり最高平均Nレベル: 15.03(+0.69)
最高Nレベル: N=17で正答率82%
N=16の挑戦回数: 60回(+35回)/10日(25回/4日)
N=15の挑戦回数: 115回(+74回)/21日(41回/10日)
N=14の挑戦回数: 268回(+92回)/27日(176回/22日)
N=13の挑戦回数: 258回(-7回)/28日(265回/28日)

※()の中は10月との比較、または10月の数値
※11月3日と15日の「内容」は確認できなかったので、Nレベル別挑戦回数に関してはこの2日を除いた数値。それ以外の数値は影響なし。
※「挑戦回数」と「挑戦時間」の減少は、単純に10月は11月と比べて1日少なかったことが影響している。

10月の記録記事の終わりに立てた11月の目標は下記の3つだった。

  1. 今まで通り毎日30分挑戦する
  2. 月間平均Nレベル13以上
  3. N=16で正答率90%以上 → N=17に初挑戦!

上記結果報告をご覧いただければわかるように、今回は3つすべての目標を達成した。
もちろん「目標設定が甘すぎた」という見方もできるけど、今回に関してはそう思わない。

2.の「月間平均Nレベル13以上」は、①「先月の月間平均(12.37)」②「11月は神経回路のアップグレードが期待できない月」であることを考慮に入れればほとんど達成不可能に思えたけど、神経回路のアップグレードが完了した10月19日からの「1日あたり平均Nレベル」の伸びが予想以上だったため、「もしかしたらできるかも?」という期待を込めて設定した目標だし、

3.の「N=16で正答率90%以上 → N=17に初挑戦!」に関して言えば、ほとんど冗談のつもりで設定した時期尚早の目標だ。
(もちろん、「いつか達成する可能性は100%」だけど)

月間平均Nレベルが13に届かないレベルで「N=17に挑戦できるかも?」なんて考えるのは思い上がりもいいところだ。
でも今回の結果を受けて、もしかしたらこのくらいが「まさに頃合い」なのかもしれないとも思い始めている。
というのも、N=16に初めて届いたときも月間平均Nレベルが12にも届いていなかったからだ。(8月の月間平均は11.45)

この読みが正しければ、

  • 月間平均Nレベル + 4.0〜4.5 = [最高到達Nレベル]

という式が成り立ち、N=18への初挑戦は月間平均が13.5〜14.0に達する12月か1月頃と予想できる。

12月にN=18に到達するようなことがあれば、2ヶ月連続で最高Nレベル(僕のキャリアハイ)を更新することになるのであまり現実的とは言えないけど、10月19日以降のスコアの伸びが尋常じゃないので「絶対にありえない」とも言えない。

11月の結果を見て僕が一番驚いたのは、「11月は神経回路のアップグレードが起こらない可能性が高かったのに、月間平均Nレベルが+1.00も伸びている」点だ。

過去のデータから「神経回路のアップグレードは約2ヶ月に1度起こる」と予想を立て、これまで概ねその予想に準ずる結果となってきたのに11月の結果は明らかにそのルールに反する。

(僕が真面目にデータを取り始めたのはDNB Limitlessに移行した7月からなのでまだ半年も経っていないわけだから「データ不足」と言われればもちろんその通りなんだけどさ)

前回神経回路のアップグレードが完了したと思われる10月19日から、10月31日までの13日間の平均Nレベルを出してみたところ、13.28という数値が出た。

そして、11月の結果が下記になる。

  • 11月1日〜11月15日(15日間)の平均Nレベル: 13.23
  • 11月16日〜11月30日(15日間)の平均Nレベル: 13.52

月間平均は13.37

10月1日から18日までの18日間の平均Nレベルが11.46だったことを考えると、13.28というその後の13日間の平均Nレベルは異常値に思えるけど、11月15日までの平均Nレベルまで見ると「ルール通り」の数値と言える。

ただ、その後の15日間の平均Nレベルは「神経回路のアップグレードが起こらない月」としては明らかにおかしい。
おかしい点はそれだけではなく、2ヶ月に1度しか起こらないと思われた「1日あたりの最高平均Nレベルの更新」(15.00)が11月20日に起こり、試しにその後の11日間の平均Nレベルを出してみたら13.64という数値が出た。
さらに30日には、1日あたり最高平均Nレベルをさらに更新する15.03まで出た。

でもまあ、この問題(?)を解くのは簡単だ。

  • 「2ヶ月に1度しか起こらないと思われた神経回路のアップグレードが2ヶ月連続で起こった」

と考ればいい。それですべて解決だ。

そもそも仮説を立てるためのデータが圧倒的に不足している状態だ。
「結果が間違っている」とみなすことがナンセンス。
結果の蓄積がルールになるんだからこれもルールの一部と認めなければ今後の仮説も立てられない。

というわけで、今の僕の一番の関心は、前回の記事で立てた「次の神経回路のアップグレードは10月19日から58日後の12月16日に完了する」という仮説がまだ生きているのかどうか、だ。

神経回路のアップグレードが11月20日にも起こってしまったと考えれば当然失効だろう。
仮に12月16日にもアップグレードが完了するとなると、3ヶ月連続ということになってしまう。
つまり、神経回路のアップグレードが1ヶ月に1度完了してしまうことになる。
さすがに神経回路が再編される時間としては短すぎるかも?

まあ、1ヶ月以内に答えが出るのは確実だ。
データを分析したことによってまた新たな楽しみができた。

11月までの平均Nレベルと今後の予想

期間 期間平均 1ヶ月の平均
7月3日〜17日(15日間) 10.89
7月17〜31日(15日間) 11.01(+0.12) 10.92
8月1〜16日(16日間) 11.05(+0.04)
8月16〜31日(16日間) 11.85(+0.8) 11.45(+0.53)
9月1〜15日(15日間) 11.92(+0.07)
9月16〜30日(15日間) 12.05(+0.13) 11.99(+0.54)
10月1〜16日(16日間) 11.60(-0.39)
10月16〜31日(16日間) 13.04(+1.44) 12.37(+0.38)
11月1〜15日(15日間) 13.23(+0.19)
11月16〜30日(15日間) 13.52(+0.29) 13.37(+1.00)
[予想]12月1〜16日(16日間) 13.60(+0.08)
[予想]12月16〜31日(16日間) 14.40(+0.80) 14.00(+0.63)

[DNB]デュアルNバック挑戦の記録[2022年11月]まとめ

[DNB]デュアルNバック挑戦の記録[2022年11月]まとめ
11月はなぜか睡眠を失敗する日が多くて、そのせいでアップグレードした作業記憶をフルに活用できなかった。
オーラリングの結果がそれほど悪くないときも、朝から作業記憶がパンパンで、眠気があり、何度仮眠をとってもコンディションが改善されない日が多かった。

僕が思いつく限りの原因は下記の3つ。

  1. ニコチンの過剰摂取
  2. 「発芽にんにく卵黄」の過剰摂取
  3. 睡眠の需要の増加

1. ニコチンの過剰摂取

僕は36年間の人生でタバコは1本も吸っていない。
水タバコはやったことあるけど、2度だけだ。
僕のニコチンの供給源は「ニコレット・クイックミスト」だけ。
ワンプッシュで1mgのニコチンを舌化吸収するタイプだけど、これにも健康上好ましくない成分が含まれているので、僕は飲み下さずに口に1分ほど含んでから毎回吐き出してうがいしている。
ニコチンの少量・単体摂取ならニコチンのメリットだけを享受できると考えて使い始めたけど、いつの間にか摂取量がどんどん増えていたようで、摂取をやめるとイライラするようになってしまった。

完全にニコチン中毒。
禁煙するためのツールでニコチン中毒になるなんて!
しかも、やめた途端にDNBのスコアが上昇!

でも、因果関係はまだ不明。
偶然神経回路のアップグレードが完了したタイミングと重なっただけかもしれないからさ。
まあ、1日の終わり(つまり、就寝前)にやるDNBのスコアアップを狙って多量摂取していたわけだから、睡眠の質は確実に損なっていたとは思う・・・。
やめた途端に寝付きは格段に良くなったし!(笑)

2. 「発芽にんにく卵黄」の過剰摂取

これまで何度かツイートしたけど、「にんにく」には作業記憶を改善する効果があるっていうのは僕の中ではほとんど確定。

僕が摂取していたのは「鉄子の発芽にんにく卵黄」ってサプリだけど、これが僕には物凄く良く効く。
このサプリで僕が特に実感した効果は次の4つ。

  1. 睡眠の質の改善
  2. エネルギー増加
  3. 作業記憶の改善
  4. 腸内環境の改善

このサプリの摂取をしばらくやめてから再度とり始めると、オーラリングの結果に反映されるほど「深い睡眠」の時間が長くなり、目覚めも良くなった。
このサプリを試している他の人も「目覚めが良くなった」とコメントしているから、僕だけに起こったことではないみたい。

そのようなコメントや開発者のアドバイスを受けて、いつも夕食後に飲むようにしてたけど、試しに朝飲んでみたら出勤時の体が軽くなったので驚いた。
明らかにエネルギーのアウトプットの総量が増えている。
疲労やストレスも溜まりにくくなった。

「夕食後にこのサプリを飲んでDNBに挑戦する」のはもう僕の習慣だ。
そして挑戦してから20分くらい経つと、Nレベルが落ち始める。
1日の終わりにやるDNBは余力を残した作業記憶のダメ押しだ。
日中どんなに作業記憶を使わなくても、DNBをやれば作業記憶は悲鳴をあげる。
でも、そのタイミングで再び2粒このサプリを飲むとNレベルが向上し始める。
毎回必ずそうなるってわけじゃないけど、しょっちゅうそうなるから僕の中ではもう真だ。

それで最適量を調べるために増量してみたら、今度は終日眠気に悩まされるようになってしまった。
「やっぱりなんでも過剰摂取は体に毒?」と判断して摂取をやめるのが普通だけど、僕はそうしなかった。
なぜなら「初めて白湯を飲んだとき」や「初めてヨモギを試したとき」「断食したとき」など、「体調が良くなる前に一度悪くなる」ことを何度か体験済みだったからね。

にんにくほどの効果を実感できるものであればその可能性は高いと思ったんだ。
だから、摂取をやめたり減量するんじゃなくて、あえて増量してみた。

結果、5日ほど眠気に襲われる日が続いた後、活力が戻った。
それはDNBの結果からもわかる。

ただ、もちろん因果関係はまだ不明だ。
個人的には次がホントの原因であるなら一番面白いと思っている。

3. 睡眠のニーズの増加

DNBの習慣化によって酷使され続けた神経回路が十分に回復するために発した声なき睡眠の要求。
毎日30分の挑戦を開始してからそろそろ丸一年になる。
僕はこれを死ぬまでやり続けると決めたから1年が大きな区切りになることはないけど、それでもホントに1日も欠かさずに毎日30分挑戦し続けてきたと思うと感慨深い。

そしてその間、睡眠が神経回路のアップグレードに絶対必須であることを理解し、睡眠の最適化に努めてきたけど、やっぱり早い出勤時間(たいてい8時)がネックとなって十分な睡眠時間を確保できない日がほとんどだった。

それでも「昼寝をしても睡魔に襲われる」なんてことは最近まで起こらなかった。
そして、「睡眠のニーズの増加」がこれの原因だという疑惑がより濃厚になる出来事が12月4日に起こってしまった。

これは12月4日のDNBの結果報告ツイートだけど、ご覧のように初めてN=18に到達して1人で鼻息を荒げて興奮していた矢先にN=19にも届いてしまっただけでなく、1日あたり最高平均Nレベルもそれまでの最高記録を約2.0ポイントも更新してしまったことを報告している。

それ以前のツイートを遡ると、12月3日まで3日連続で睡眠失敗を報告していたことがわかる。
12月4日は休日だったので、3日の夜はたっぷり睡眠時間を確保できた。
それはオーラリングの睡眠の結果報告画面からも読み取れる。

睡眠結果1睡眠結果2睡眠結果3

さらに11月30日(12月4日の4日前)も休日で、その日の挑戦で12月4日以前の1日あたり最高平均Nレベル(15.03)を叩き出している。

まあ、実際に「毎日のDNBで睡眠のニーズが増加した」かどうかはこの結果からだけでは判断できないけど、作業記憶を最大限活用するためには睡眠が超重要ってことは改めて痛感した。

睡眠には、サプリや他の何にもできないことを実現する超能力がある。
今の仕事を続ける限り、この超能力の恩恵を最大限に享受することはできない。
理想的な運動・瞑想・読書・勉強などの習慣も身につけられない。

それができて初めて人生の目標にフルコミットできる。

12月の目標は、

  1. 今まで通り毎日30分挑戦する
  2. 月間平均Nレベル14以上
  3. N=17で正答率90%以上 → N=18に初挑戦!

の3つにする。

・・・とか書いていたら、
書き終わらないうちに12月4日の挑戦でN=18はおろかN=19にも到達してしまったので、正直、月間平均Nレベルの目標も最高Nレベルの目標も「適正値」がまったくわからない!(笑)

まあ、DNBをやるうえでの僕のミッションは予想を的中させることじゃなくて「Nレベル上げ(=作業記憶の改善)だから確かにメチャクチャ興奮する出来事ではあったんだけど、これまでの結果から見え始めていたルールが完全に破壊されたので正直少し複雑な気分でもある。

今回のことも「ルールの一部」と認めて「真のルール」を発見するための糧としよう。

というわけで、今の状況を整理すると

  • 「12月は神経回路のアップグレードが起こる月」
  • ❌「神経回路のアップグレードが起こるのは12月16日」

という感じか。

  • 【最高Nレベル】: N=19で正答率89%
  • 【1日あたり最高平均Nレベル】: 16.96

これらは12月4日以前の記録と比べれば明らかに異常値。
ゆえに「神経回路のアップグレード」はこの日に完了したとみなすしかない。

これで12月16日、そうでなくても12月中にもう一度「異常値」が出るような事態になれば、「最高」だけど「まったくのカオス(無秩序)だ。

だから今月の僕の最大の関心ごとは、「どのくらいの月間平均が出るのか?」ということだ。

11月の月間平均を出した時点で立てた「月間平均Nレベル14以上」という12月の目標も、[270日連続・135時間]デュアルNバックの習慣化で得られた効果で立てた予想を1ヶ月も先取りする十分野心的な目標だ。
だけど12月4日の「神経回路のアップグレードが完了したサイン」を受けて、それすら上回る可能性が出てきてしまった。

これでは目標を立てたところで形ばかりになってしまう。
そんな目標に価値はないので、今月は「観察」に徹する。

少なくともDNB Limitlessにおける挑戦が1年に達するまでは、「真のルール」を発見するために必要なデータは得られないだろう。
それでも12月の挑戦がますます楽しみになったことは言うまでもない。

まったく人生ってやつは、なんて素敵なプレゼントを用意してくれるのか!!

というわけで12月も、焦らずじっくり、「時間をニューロンに変換する作業」または「地道なトンネル開通工事」を継続する。

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