【実体験】グルテンフリーが最強の解決策だった話
今回は
「グルテンフリーで得られると言われている美容・健康効果に興味があるけど、大好きな小麦食品
- パン
- ケーキ
- クッキー
- ラーメン
- うどん
- そば
- ピザ
- パスタ
などを2週間あきらめるだけの価値があるのかわからない。
実際、2週間も小麦なしで生活するのはほとんど不可能に思える・・・」
という悩みを抱えている方に向けて,
実際に約5年前にグルテンフリーを始め、今も継続している僕の体験を書きます。
本記事の内容
- 興味があるなら今すぐやってみるべき
- グルテンに支配された僕の高校時代
- パン屋で働き始めてうつになった話
- グルテンフリーが最強の解決策だった
- たった1度の「やってみる」が人生を変える
どうも、バイオハッカーのYujiroです。
今から約5年前、グルテンフリーで身体の力を取り戻し、2度完璧なZONE(ゾーン、フロー)に入ったことをきっかけに、自身の日々のパフォーマンス(生産性)を科学的に最大化する方法(=バイオハック)を研究しています。
今回は、冒頭で書いたように
- グルテンフリーに興味はあるけど、やるべきかやらないべきか迷っている
という方に向けて書いていきます。
- パン
- ケーキ
- クッキー
- ラーメン
- うどん
- そば
- パスタ
- ピザ
- 肉まん
- 餃子
- シュウマイ・・・
書いているだけでもヨダレが出そうになる食品ばかりですが、これらすべてに小麦が使われています。
グルテンは、小麦に含まれている2種類のタンパク質「グルテニン」と「グリアジン」が水によって結びついた粘着性・弾力を持ったタンパク質です。
グルテンフリーは、このグルテンを「含まない」という意味なので、グルテンフリーは基本的に「小麦抜き・なし」と同義になります。
つまり、グルテンフリーを始めるには、これらの小麦食品を少なくとも2週間は完全にあきらめる必要があるわけです。
これだけでもかなりハードル高いですよね。
僕もこれまで色々な人にグルテンフリーを勧めてきましたが、実際にやる人は少なく、2週間継続できた人はほとんどいません。
その主な理由は、「グルテンフリーで得られるもの」と「グルテンフリーで失うもの」がほとんどの人の中で「釣り合わない」からだと思います。
- 「グルテンフリーで得られるもの」 < 「グルテンフリーで失うもの」
少なくとも「グルテンフリーで得られるもの」が「小麦食品をあきらめることで被るデメリット」と同程度の価値であると納得できなければ始められないというのは、よくわかります。
グルテンフリーで大きな効果を実感できる人とできない人がいることも、グルテンフリーに興味がある人を尻込みさせる理由になりますし、
家族がいて自分が食事を作る側であれば、「家族の食事からもグルテンを抜く」のか「グルテンフリーの自分の食事を別で用意する」のか悩むところだと思いますし、
自分が作ってもらう側であれば「面倒を増やすのは悪いな・・・」と思ってしまうのも無理はない・・・など、グルテンフリーを始められない理由はいくらでも思いつくことができてしまうのが厄介なところですね。
僕もグルテンフリーを始める直前まで、ほぼパンとスパゲッティだけの生活でしたから、グルテンフリーを始める意を決するまでに色々と考えました。
ただ、僕がこの記事を通して伝えたいことはシンプルです。
興味があるなら今すぐやってみるべき
「グルテンフリーに限らず興味があるなら今すぐやってみるべき」
これが僕の結論です。
人生は一瞬一瞬のパフォーマンスの積み重ね。
今の自分のパフォーマンスを最大化することで、この先3年の人生の質が大きく向上すると考えているからです。
反対に、3年後にそれが有益だと気づいた場合、今から3年間はその利益を享受できかったことになるので、かなりもったいないです。
1のパフォーマンスを3年間積み重ねるのと、3のパフォーマンスを3年間積み重ねるのでは、同じ期間でもたどり着ける場所は大きく変わると思います。
そして、今の自分の一瞬一瞬のパフォーマンスを上げることができるのは、今しかありません。
「グルテンフリー」があなたのパフォーマンスを上げてくれる保証はありませんが、少なくとも「可能性」はあります。
- 今すぐ始めることで、自分の一瞬一瞬のパフォーマンスを向上することができ、3年間で達成できることの質が劇的に上がる
少なくとも、僕は本気でそう信じているので、自分のパフォーマンスを最大化することを最優先課題にしています。
グルテンに支配された高校時代
僕は「グルテンフリーで大きな効果を実感できた」側の人間なので、ある意味ラッキーだと思っています。
グルテンフリーで「大きな効果を実感できた」ということは、それだけグルテンの影響が大きかったということです。
僕の場合、グルテンの影響がいつから始まったのか、正確にはわかりませんが、少なくとも高校入学時にはすでに顕在化していました。
- 原因不明の腹痛
- 理不尽な眠気
- 霧がかかった思考
- 重たい身体
- 理不尽な不安感
高校時代の僕は、常にこのような症状とともに生活してました。
テストステロンの分泌もピークを迎え、エネルギーに満ち溢れているはずのこの時期にコレはどう考えても異常。
でも、当時はそれが「自分」(=普通)だと思っていました。
エネルギーの低い高校時代
- 休み時間はいつも机につっぷして寝ていた
- 高校入学後1年間は友達が1人もいなかった
- 友達のいない状態での遠足
- 弁当はいつも自分の机で1人で食べていた
中学時代は、小学校からの友達が周りにたくさんいましたし、バスケ部にも所属していたので、「友達ができない」という悩みを抱えることはなかったのですが、高校に入って部活にも入らないと「友達の作り方」が全くわからないことに気がつきました。
おまけに、「拒絶されること」を異常に恐れていたので、自分から積極的に話しかけるということができず、そんな自分に興味を持ってくれる人は1人もいなかったので、あっという間にスクールカーストの最下層に落ち着きました。
他の人と違って「ボッチでも平気」「それがクール」だと自分に言い聞かせて、僕も無関心を装いました。
話す友達が全くいない時の遠足は、最悪でしたね。
今思い出してもゾッとします。
友達とワイワイ話しながら食べるお弁当も、楽しい時間のはずですが、少なくとも1年間は、僕は自分の机で1人で黙々と食べてました。
ある日、お弁当を食べる前にトイレへ行ったのですが、教室に戻ってくると他の人に机が使われていました。
自分の唯一の居場所を失ったみたいで心細さを感じましたが、仕方ないので広い廊下の端に座って1人で食べていたら、7、8人くらいの不良グループに囲まれてしまいました。
多分、1人廊下に座って黙々と弁当を食べる僕があまりにも惨めに見えて同情したんだと思います。
「からむ」感じではなく、一緒に弁当を食べ始めたのでホッとしました。
2年になってバスケ部に入部
2年に上がってバスケ部に入ってからは友達もでき、学校生活を苦痛に感じることはほとんどなくなりましたが、エネルギーの低い状態は依然として続き、部活の時間以外はほとんど無気力でした。
だからといって部活で活躍できたわけでもなく、もともと身長も身体能力も低くかったうえに(入学時158cm、50m走8秒4)、パフォーマンスのムラが大きく、不調の時は身体が鉛のように重くなり、ミスを連発して足を引っ張っていました。
不調の原因はわかりませんでしたが、やはりそれが「自分」(=普通)だと思っていたので、そんな「自分」のパフォーマンスを少しでも上げるために練習は頑張りました。
いずれにせよ、学校生活の中で少しでも「楽しい」と感じられたのは、バスケをしている時間だけだったからです。
バスケ部だけが僕の高校生活のすべてでした。
パン屋で働き始めてうつになった話
高校を卒業して、ちょっと興味を持った英語の専門学校に通い、オーストラリアのタスマニアで1年と少し留学し、日本へ帰ってきてバイトを転々として、パン屋で働くようになりました。
仕事は朝6時からで、どんなに寝ても寝足りず、いつも眠気と闘っていた僕にとってはそれだけで大変でしたが、その方が健康的だと思ったのと15時にはあがれるので「自分の時間」が多く取れることが良いと思い、パン屋で働くことを決めました。
ただ、パン屋で働くようになってから、僕の状態は明らかに悪化していました。
- 原因不明の腹痛
- 理不尽な眠気
- 霧がかかった思考
- 重たい身体
- 理不尽な不安感
に加え、
- お腹にガスが溜まる(膨満感)
- 首こり・肩こり・腰痛
などの症状が現れました。
この頃には、眠気もかなり酷くなっていて、8時間以上寝ても目覚めが悪く、起床直後から重く晴れない頭と闘っていました。
仕事中の缶コーヒーは欠かせないものになりましたが、眠気覚ましの効果はすぐに薄れ、2本飲んでも目が覚めなくなると、プレワークアウトドリンクを作って飲むようになりました。
筋トレを行う人が筋トレの効果を高めるために筋トレ前に飲むエナジードリンクです。
- BCAA
- ベータアラニン
- アルギニン
- シトルリン
- ビタミンB1
- ビタミンB2
- ナイアシン
- ビタミンB6
- ビタミンB12
などが入っていて、皮膚が張り裂けると思えるほどの筋肉のパンプ感が好きでしたが、一番気に入っていたのは、カフェインによるレーザーのような思考の冴えと集中力でした。
そのプレワークアウトドリンクには、400mgのカフェインが入っていました。
これは、成人の1日の摂取上限と同じ量です。
こんなドリンクを仕事前に飲んで、心臓バクバクの状態で仕事してました。
ただ、このドリンクの効果も2、3日で薄れてしまいました。
カフェイン400mg入ったプレワークアウトドリンクを飲んで、うつらうつら眠気と闘いながら仕事をするなんて、考えられますか?
こんな状態になっていたにもかかわらず、当時の僕は、症状が悪化していることにさえ気づきませんでした。
当然、「原因は何なのか?」なんて考えることもありませんでした。
やはり、それが「自分」(=普通)だと思っていたのです。
病気と完全に一体化している時は、自分が病気だとは気づかないものなんですね。
以前から感じていた不安も大きくなっていて、「この不安がなくなったらどんなに気持ち良く生きられるだろう?」と思い、わらにもすがる思いで精神科へ行き、抗不安薬(SSRI)を処方してもらったら、今度はうつになってしまいました。
- 「自分には何の価値もない」
- 「生きていたって仕方ない」
- 「自分なんか死んだほうがいい」
と思うことが増え、仕事も休みがちになりました。
言うまでもなく、この頃が僕の人生史上最悪の時期でした。
グルテンフリーが最強の解決策だった
それから仕事を辞め、ドイツへ行き、グルテンフリーと出会い、すべてが変わりました。
遊びのつもりで始めたたった3週間ほどのグルテンフリーで、僕は完全に生き返ったのです。
- 原因不明の腹痛
- 理不尽な眠気
- 霧がかかった思考
- 重たい身体
- 首こり・肩こり・腰痛
は、徐々になくなっていき、いつの間にか完全になくなっていました。
理不尽な不安感や膨満感は、今でも調子が悪いと時々感じますが、以前ほど大きくなることはもうありません。
(中略)だが日が進むにつれて、気分が変わってきた。体が軽くなり、活力が湧いてきたのだ。
それまで14年間悩まされていた夜間の鼻づまりが突如消え去った。
1週間目が終わる頃には、もはやロールやらクッキーやらパンやらが欲しくなくなっていた。
まるで生まれてからずっと付きまとっていた煩悩が奇跡的に消滅してしまったかのようだった。
翌週は毎日、最高の目覚めを迎えることができた。
(『ジョコビッチの生まれ変わる食事』P.82より引用)
これは僕がグルテンフリーでZONEを体験した後に何度も何度も読んだお気に入りの部分です。
ジョコビッチ選手が体験したのと同じような奇跡を、僕もグルテンフリーで体験したのです。
グルテンが僕の体から抜け、ZONEに入って無限大のエネルギーにアクセスできたとき、長年苦しめられた呪いからようやく解放されたような最高の気分でした。
正直に言えば、ZONEに入ることがなければ、それほど強烈な体験をすることがなければ、グルテンフリーの効果を認識できなかったかもしれません。
グルテンフリーの効果を認識できなければ、大好きだった小麦食品をあきらめてまでグルテンフリーを継続しようとは絶対に思わなかったでしょう。
実際に、ZONEに入った後もそれがグルテンフリーのおかげだとは気づかず、うどんを食べてまた元の自分に戻っていました。
そこで初めて気づいたのです。
あのZONEは、グルテンフリーがもたらしてくれたものだったのだと。
僕を生き返らせた4つの偶然
- グルテンフリーとの出会い
- 遊びで始めようと思った自分の気まぐれ
- ZONEに入ったこと
- 再び小麦を食べて元に戻ったこと
これらの偶然が重なったことで、僕は僕にとってグルテンフリーが有効であることに気づくことができたのです。
これらの偶然のうち1つでも起こらなかったら、僕は今グルテンフリーをしていないと思いますし、バイオハッカーとして自己最適化の方法なんて研究していないでしょうし、こんなブログなんて書いていないと思います。
僕は以前の僕のままで、年々悪化する症状を力でねじ伏せるために、
- ジョギング
- ヨガ
- 筋トレ
- サプリ
- 針治療
- 抗不安薬
- 養命酒
など対症療法への依存を強めて、生産性のない日々を過ごしながら「ちょっと調子が良い日」にだけ希望を見出していたのではないかと思います。
たった1度の「やってみる」が人生を変える
僕のような例は稀で、あまり参考にならないと思われたでしょうか?
そうかもしれません。
でも、多分、そこまで稀なことではないと思います。
僕たちの人生に幾度となく訪れる「やる」か「やらないか」の分かれ道。
どちらを選んでも自分の人生ですが、結果は大きく変わります。
「-10の自分」で100の努力を積み重ねる人生はハードです。
グルテンフリーに出会うまでの僕はコレをしてました。
「+10の自分」なら1000の努力もわけなくできますし、努力そのものの質も劇的に向上します。
美容や健康も同じです。
「今やる」のと「3年後にやる」のとでは、大きな違いを生むはずです。
グルテンフリーに限らず、興味があったら何でも「やってみる」ことで自分の人生に好循環をもたらすことができる。
少なくとも、僕は本気でそう信じているので、これからも自分の一瞬一瞬のパフォーマンスを最大化する方法を研究し、このブログで発信し続けます。
関連記事
※当ホームページに掲載されている情報の正確性については万全を期しておりますが、運営者(Yujiro)は利用者が当ホームページの情報を用いて行う一切の行為について、何らの責任を負うものではありません。
「なんでやねん」という方はこちらをお読みください。