カロリー制限をしながらエネルギーMAXになる方法
Anti Aging エネルギー(ATP) サプリメント ダイエット 神経伝達物質
今回は、
- 断食をしながらエネルギーMAXになるのは難しいけど、カロリー制限をしながらエネルギーMAXになることは可能です。
- というよりも、カロリー制限がエネルギーMAXになる唯一の方法です。
というお話です。
この記事では、このように一見矛盾していることを可能にする高栄養価カロリー制限のやり方を紹介します。
本記事の内容
- 誰もがしている最も致命的な誤解
- 僕が仕事を通じて学んだこと
- カロリー制限をしながらエネルギーMAXになる方法
- まとめ:「人間の進化」と「高栄養価カロリー制限」
どうも、バイオハッカーのYujiroです。
今から約5年前、グルテンフリーで身体の力を取り戻し、2度完璧なZONE(ゾーン、フロー)に入ったことをきっかけに、自身の日々のパフォーマンス(生産性)を科学的に最大化する方法(=バイオハック)を研究しています。
今回は、前回に引き続き、カロリー制限について書いていきます。
あなたは、カロリー制限していますか?
僕はしています。
なぜなら、カロリー制限をすることで、僕の脳や身体のパフォーマンスが最大化することを学んだからです。
これって、矛盾していると思いますか?
結論から言ってしまうと、これは全く矛盾していないんです。
どういうことかと言うと、実は
「カロリー制限こそが、エネルギーMAXになる唯一の方法」
ということなのです。
だからもし、あなたがカロリー制限をしていて、
- 頭がボーッとしてうまく働かない・・・
- 身体が重くて、階段を昇るのがツライ・・・
という問題を抱えていたら、
「正しいカロリー制限ができていない」
ということになります。
というわけで今回は、脳と身体のエネルギーをMAXにする正しいカロリー制限のやり方を紹介します。
誰もがしている最も致命的な誤解
ダイエットに失敗する人やエネルギー不足の問題を抱えている人がしている最も致命的な誤解は、
「エネルギー源(糖質)を補給しなくてはいけない」
というものです。
結論から言ってしまうと、エネルギー源(糖質)を補給する必要は全くありません。
なぜなら、誰もが体の中に十分なエネルギー源(脂肪)を持っているからです。
そして、その脂肪から引き出せるエネルギー(ATP)の方が、糖質から引き出せるエネルギー(ATP)よりもはるかに多いのです。
1分子のブドウ糖からは38分子のATPが作られるのに対し、脂肪酸の一種であるステアリン酸1分子からは、その4倍近い146分子ものATPが作られるのだ。(『炭水化物が人類を滅ぼす』P.229より引用)
心臓も脳も、血糖よりケトンを使うほうが25%ほど効率よく働く。(『「いつものパン」があなたを殺す』P.249より引用)
※脂肪酸もケトンも、中性脂肪を分解することで得られますが、脂肪酸は脂溶性のため、筋肉のエネルギー源にはなるけれど、脳のエネルギー源にはなれません。
脳がエネルギー源として使うことができるのは水溶性のケトンです。
なので、ダイエットに失敗する人やエネルギー不足の問題を抱えている人は、
「何らかの理由によって、この脂肪からエネルギーを引き出せていない」
ということになります。
- 「毎日元気に活動したい!」
- 「やせたい!」
といった願望を持つ人が最初にやるべきことは、脂肪からエネルギーを引き出す方法を学ぶことです。
この2つは同時に達成「できる」、というよりも「される」もので、それを可能にするのが、「高栄養価カロリー制限」なのです。
- エネルギーMAX = 脂肪燃焼 = やせる
僕が仕事を通じて学んだこと
僕の職業は荷揚げ屋です。
建設現場に必要資材を搬入する仕事です。
搬入する物にもよりますが、基本的にかなり肉体的にハードな仕事です。
60kgを超える物を持って階段の昇り降りを何十回も繰り返すことは普通ですし、さらにハードにもなります。
そんな僕でも、一日中エネルギー源を補給する必要はありません。
僕が朝に摂取しているもの
- キウイ1個
- ゆで卵1個
- コラーゲンプロテイン20g
- ビタミンB群
- マルチミネラル
- ビタミンD3+K2
- クレアチン
- ロディオラ・ロゼア
- Blackwalnut & Wormwood
- ブレイン・コーヒー
- ニコレット クイックミスト(ニコチン2mg)
※僕が実際に使っている商品にとべます。
僕が昼に摂取しているもの
- コラーゲンプロテイン20g
- ビタミンB群
- マルチミネラル
- ニコレット クイックミスト(ニコチン2mg)
本当にこれだけです。
「エネルギー源(糖質)の補給は必要ないとか言って、キウイや砂糖入りのビタミンB群サプリを摂っているじゃないか」
と思われた方もいるかもしれませんが、この程度の糖質であれば誰もが基礎代謝であっという間に燃やしてしまえる量ですし、僕の普段の活動量からしてみればエネルギー源としてはあまりに頼りなく貧弱です。
僕の1週間の平均歩数
「ヘルスケア」アプリの歩数計測がどれほど正確なのかはわかりませんが、参考までに僕の過去7日間(2021/10/20〜2021/10/26)の平均歩数のスクショを載せておきます。
僕は基本的に週4日荷揚げの仕事をして、週3日(水、土、日)家に引きこもってこのブログを書いてます。
水、土、日の歩数が他の曜日と比べて圧倒的に少なくて改善が必要ですが、それにも関わらず1日あたりの平均歩数は1万2000歩を超えています。
※この土曜日は散髪に行ったため、他の休日と比べて若干歩数が増えてます。
金曜日はとりわけハードな日でした。
こんな生活を送っている僕でも、エネルギー源(糖質)の補給は必要ないのです。
むしろ、糖質を補給したら使えるエネルギーが減るので、パフォーマンスが下がります。
この仕事をしながら試行錯誤を繰り返してきましたが、今の栄養摂取法以上に僕のパフォーマンスを高めてくれたものはありません。
そして、その栄養摂取方法がたまたま「カロリー制限」のカテゴリーに収まるものだったのです。
正直、この仕事は早く辞めたいと思っていますが、この仕事をしていなかったら、僕の自分の体に関する知恵がここまで深化することはなかったと思います。
カロリー制限をしながらエネルギーMAXになる方法
下記の1〜4はエネルギーMAXになるための栄養、5は習慣、6はドーピングです。
- 糖質制限
- プロテイン
- ビタミンB群
- ミネラル
- 日光浴 / 寒冷療法
- カフェイン / ニコチン
1. 糖質制限
カロリー制限をしながらエネルギーMAXになるために、最も大事なことは、「エネルギー源(糖質)を補給しなくてはいけない」という呪縛からあなた自身を解放することです。
糖質の供給がある限り、体は非効率な糖質をエネルギー源にしなくてはいけなくなり、体の中の脂肪は燃焼されないばかりか、余った糖質を脂肪に変えて蓄える代謝をオンにしなければなりません。
結果として、
- より少ないエネルギー
- 太る
- 炎症・酸化→老化・病気
などといった対価を得ることになります。
まずは、「エネルギー源(糖質)を補給しなくてはいけない」という呪縛から、あなた自身を解き放つこと。
これができて初めて「エネルギーMAXになるカロリー制限」を行うスタートラインに立てます。
具体的には、朝と昼の糖質摂取をゼロ(またはほとんどゼロ)にするのがオススメです。
夜は、適度に糖質を摂取して、睡眠の質を改善しましょう。
2. プロテイン
糖質の供給をストップしたら、次は脂肪燃焼を促進する栄養素の摂取が必要です。
プロテインは消化吸収スピードが抜群なので、僕はこの方法でのタンパク質補給を採用しています。
僕がプロテインを飲む目的は、筋肉のためではなく、ドーパミンやアドレナリンといった神経伝達物質の材料の補給です。
プロテインに含まれるチロシンは、脂肪燃焼を促進するドーパミンの材料になります。
アドレナリンも脂肪燃焼を促進し、エネルギーを高めてくれる神経伝達物質で、ドーパミンから合成されます。
ドーパミンとアドレナリンの合成
- チロシン→ L-ドーパ→ ドーパミン→ ノルアドレナリン→ アドレナリン
また、プロテイン(タンパク質)を摂取することで、”食事誘発性体熱産生”が起き、糖質や脂質を摂取した時と比べて4倍のカロリーを消費するので、ダイエットに成功したい人の強い味方になると思います。
3. ビタミンB群、4. ミネラル
ドーパミンやアドレナリンといった神経伝達物質を作るために必要なのは、プロテインだけではありません。
神経伝達物質を合成するには、体内における化学反応(=代謝)を進める酵素の働きが不可欠ですが、この酵素がきちんと働くために必要なのが、ビタミンB群とミネラルなのです。
こちらも食事から摂ると消化に膨大なエネルギーが使われてしまうので、サプリでの摂取がオススメです。
また、糖質を摂取すると糖質の処理のために、ビタミンB群やマグネシウムといったミネラルも使い尽くされてしまい、神経伝達物質の合成ができなくなるので、このことからも糖質の摂取は控えるべきだと言えるでしょう。
5. 日光浴 / 寒冷療法
真にエネルギーMAXになりたいなら日光浴をすることは、ほとんどマストです。
- お金がかからないうえに、
- パフォーマンス爆上がり
というコスパ最強のバイオハックの中でもキング(王様)と呼べる習慣です。
ただ日光を浴びるだけで、脂肪燃焼が促進され、エネルギーMAXになれます。
日光浴をした当日のエネルギーも増えるのですが、エネルギーMAXになるのは日光浴をした翌日なので、日光浴をするときは「明日のパフォーマンスへの投資」だと思っていただけたらと思います。
また、寒冷療法も脂肪燃焼を促進し、エネルギーを高めてくれるので、日光浴ができない場合は、こちらもオススメです。
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6. カフェイン / ニコチン
カフェインもニコチンも、脂肪燃焼を促進し、使えるエネルギーを増やしてくれるので、ダイエットに成功したい人やエネルギーMAXになりたい人にとっては頼もしい助っ人になってくれると思います。
ただ、喫煙でニコチンを供給すると健康を害し、かえってパフォーマンスが下がってしまうので、少量のニコチンを単体で摂取できるニコレット クイックミストやニコチンパッチなどがベターです。
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まとめ:「人間の進化」と「高栄養価カロリー制限」
高栄養価カロリー制限でエネルギーMAXになれる理由が、「人間の進化」からも理解できます。
人間の脳がここまで発達できた主な理由は、
- 協力・高度なコミュニケーションの必要性があり、
- 肉食と
- 食料加工
によって、膨大なエネルギーを消費する腸を短くすることができ、それによって削減できたエネルギーを同じく膨大なエネルギーを消費する脳の発達と維持に回すことができたからだと考えられています。
消化に優れ、栄養状態を改善する新しい食料(加工肉)が人間の進化に不可欠な要素だったのであれば、栄養に関する知識を180万年前の僕たちの祖先よりもさらにアップデートすることで、
- 無駄な物の摂取を控え、
- 必要な栄養素を必要な量だけ、
- 最も消化吸収率の良い形で摂る
ことが可能になり、
- さらなる消化エネルギーコストの削減
- エネルギー(ATP)産生の最大化
という一見矛盾する2つの課題を同時に達成することによって、僕たちの脳はさらに進化する可能性があると思っています。
ただし、厳密に言えば、
- 何が不要で
- 何が不可欠か
は、現代の栄養学でも明らかにされていませんし、
必要な栄養素や不要な(もしくは害をなす)栄養素は、各々の
- 遺伝子
- 腸内細菌
- 選択(環境)
などによっても変わってくるので、少なくとも今の段階では100%正しい答えを導き出すことは叶わないでしょう。
だから、僕は今まで通り、試行錯誤を繰り返し、せめて今の自分にとっての最適解を日々アップデートするように努めます。
それが平均以下の能力しか持たない僕が、理想の人生を手に入れるためにできる最善だと信じているからです。
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参考書籍
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「なんでやねん」という方はこちらをお読みください。