喫煙はNGでもニコチン摂取にある9つのメリット
結論:喫煙はNG。でも、ニコチン摂取はあり。
本記事の内容
- ニコチン摂取で得られる9つのメリット
- ニコチン摂取で被る5つのデメリット
- 結論:喫煙はNG。でも、ニコチン摂取はあり。
- まとめ:僕のニコチン摂取方法
どうも、バイオハッカーのYujiroです。
今から約5年前、グルテンフリーで身体の力を取り戻し、2度完璧なZONE(ゾーン、フロー)に入ったことをきっかけに、自身の日々のパフォーマンス(生産性)を科学的に最大化する方法(=バイオハック)を研究しています。
僕のZONE体験について詳しく知りたい方は人生で2度ZONEに入った著者が考える誰もがゾーンに入ることを目指すべき14の理由【保存版】をどうぞ。
今回は、タバコに含まれる「ニコチン」について考察してみました。
喫煙が体に悪いというのは、今日までの数々の研究によって証明されていて、それに異を唱える人はかなりの少数派だと思います。
日本のタバコの箱には「健康へのリスク」が書かれているだけですが、アメリカやヨーロッパの箱には喫煙によって健康を害した人のかなり衝撃的な写真まで載っています。
喫煙の習慣がない僕にとっては、これだけでタバコから目を背けたくなってしまうのですが、実はこれが巧妙な販売戦略であることをメンタリストDaiGoさんの動画で初めて知りました。
タバコの箱に書かれた「注意書き」の意味
https://youtu.be/Z_bngBwMJt0
まあ、このように体に悪い喫煙という習慣なのですが、それでは、「なぜ喫煙者は喫煙するのか?」
これは喫煙する人によって色々あると思います。
- ストレスが解消できるから
- 頭がスッキリするから
- 口が寂しいから
- 煙を吸ったり吐いたりしたいから
- 痩せるから
- タバコを吸う姿がカッコイイと思うから
などなど。
ただ、一番多い理由はやっぱり「ニコチン」ではないでしょうか?
ニコチンに依存性があることは知られていますし、これを摂取したいから喫煙する。
喫煙の目的が「ニコチン摂取」ということですね。
要するに、ニコチンさえ摂取できれば満足できる人は多いのではないかと思うわけです。
なぜ僕がこのように考えるのかというと、
- 「ストレス解消」や「頭がスッキリする」など喫煙で得られる効果がニコチンによってもたらされ、
- ニコチン自体に毒性はない(もしくは、あっても少し)
場合、ニコチンを少量・単体で摂取することができれば、健康リスクを最小限に抑えながら、ニコチンがもたらすメリットを享受できると思ったからです。
自身の日々の生産性(=パフォーマンス)を最大化することを最優先課題とし、そのためにはある程度の健康リスクを許容するバイオハッカーは、健康を第一に考えるいわゆる「健康オタク」とは一線を画す存在で、僕も同じマインドを共有しています。
もし、ニコチンに僕のパフォーマンスを高める効果があり、健康リスクも許容範囲内だと確認できたら、僕が現在パフォーマンス向上のために摂取しているカフェインやロディオラ・ロゼアなどと同様に、ニコチンも摂取してみたいと思い、ニコチン摂取のメリットとデメリットを考察してみました。
結論から言ってしまうと、喫煙はNG。でも、ニコチン摂取はあり。
です。
ただし、これは僕が僕の判断基準において僕自身のために下した判断で、決してニコチン摂取を推奨するものではありません。
というわけで、今回は、3冊の本と文献をもとに、ニコチンの少量・単体摂取のメリットとデメリットを紹介し、僕が「喫煙はNG。でも、ニコチン摂取はあり。」と判断した理由を書きます。
ニコチン摂取で得られる9つのメリット
- 集中力・注意力UP!
- 短期記憶力UP!
- 反応速度UP!
- より速く、より正確な運動機能
- エネルギー(ATP)産生能力UP!
- 神経可塑性(かそせい)UP!
- やる気UP!
- 不安・うつ的症状の緩和
- 新しい血管を増やす
思った以上のメリットがありました。
それでは順に見ていきましょう。
1. 集中力・注意力UP!、2. 短期記憶力UP!
喫煙によるこうした脳機能の向上は、喫煙者が最も理解しているのではないかと思いますが、ニコチンによってもたらされるメリットだったのですね。
『HEAD STRONG』で紹介されている研究において、ニコチンパッチを張った被験者のグループは、「精神的に疲れる課題」により長く集中することができたと示されており、
また別の研究において、ニコチンを摂取した被験者のグループは、直前に記憶した単語のリストをより正確に思い出すことができ、物語の暗記においてもより正確だったことが示されています。
3. 反応速度UP!
「目の前で落ちた物をパッと掴む」
このような反応速度もニコチンを摂取することによって上がるようです。
4. より速く、より正確な運動機能
ニコチンを摂取した人は、手書きやタイピングをより速く、より正確に行えるようになるそうです。
5. エネルギー(ATP)産生能力UP!
ニコチンは、PGC−1アルファという物質に影響を与えることで、細胞内のエネルギー(ATP)生産工場であるミトコンドリアを増やし、その機能を高めるそうで、これによって使えるエネルギー(ATP)の増加が期待できます。
これは、まさに運動がもたらす効果と同じもので、喫煙をやめた人が太る原因の1つと考えられているようです。
そして、このミトコンドリアの発生を司るPGC-1アルファという物質が僕たち人類を類人猿から分岐させたものだと信じている科学者は多いとのことです。
6. 神経可塑性(かそせい)UP!
ニコチンにはBDNF(脳由来神経栄養因子)やNGF(神経成長因子)のように、神経の可塑性を高める効果もあるそうです。
脳の神経が柔軟に変化するというのは、新しいことを学習する際に不可欠なことではありますが、健康やパフォーマンスを害する行為もより簡単に習慣として刻まれてしまうので、この点に関しては一長一短があると言えそうです。
7. やる気UP!、8. 不安・うつ的症状の緩和
あなたが喫煙者であれば、喫煙直後に気分が上向くことは当然のことかもしれません。
これもどうやらニコチンによってもたらされるメリットの1つであり、アルツハイマー病患者において記憶力低下を抑制し、不安やうつ的症状を緩和する効果があることが確認されました。
また、ニコチンは、脳において抗酸化物質として機能することで、神経細胞を酸化ストレスから守り、パーキンソン病やアルツハイマー病患者に良い影響を与える可能性があると示唆されています。
9. 新しい血管を増やす
ニコチンは「血管形成」を促すようです。
これは、心疾患を抱えている人や運動や頭のトレーニングをしている人にとっては朗報で、その理由として「体は自己修復の過程で血管を成長させるから」と書籍では示されています。
ただ、体に腫瘍がある場合は、それを育むことになりかねないので、ニコチン摂取は推奨できないとのことです。
次はニコチン摂取のデメリットを見ていきましょう。
ニコチン摂取で被る5つのデメリット
- 依存性を育む
- 発ガン性
- コルチゾールが増える
- 髪が抜ける
- ED(勃起不全)になる
順に見ていきましょう。
1. 依存性を育む
これはもうお馴染みですね。ニコチンには依存性を育む力があります。
これは特に「吸う」という行為を伴う場合、より強く働くとのこと。
喫煙やパイポのようなものでニコチンを吸って摂取すると、より依存しやすくなるというわけですね。
2. 発ガン性
ラットやマウスにおいては、ニコチン摂取の発ガン性が認められているようです。
ただ、人間を対象にした研究において、ニコチンの発がん性が認められたことはまだないようです。
3. コルチゾールが増える
ニコチン摂取によってストレスホルモンであるコルチゾールが増えることを示唆する研究があります。
コルチゾールの増加がテストステロンの減少をもたらすことを示唆する研究もあるので、これは看過できないデメリットと言えそうです。
4. 髪が抜ける、5. ED(勃起不全)になる
過剰摂取をした場合に限り、髪が抜けたり、EDになったりといったデメリットが生じることもあるようです。
ちなみに今回参考にした書籍では、ニコチン摂取は1回あたり1〜2mgという少量にするべきで、1本のタバコに含まれる6〜12mgは1回あたりの量としては過剰摂取とみなしているようです。
結論:喫煙はNG。でも、ニコチン摂取はあり。
くどいと思いますが、これが僕の結論です。
僕が僕の判断基準においてニコチン摂取のメリットとデメリットを天秤にかけて考察した結果、僕自身のために下した結論が「ニコチン摂取はあり」です。
僕が「ニコチンはあり」と判断した理由
- 量と摂取方法は自分でコントロールできる
- 人間への発ガン性はまだ確認されていない
- テストステロンが多少減っても結果として元気ならOK
- とにかくメリットが魅力的
ニコチンの人間への発ガン性はまだ確認されていないし、デメリットと呼べそうなものも過剰摂取に起因するものがほとんどで、量と摂取方法をコントロールすれば、カフェインのように劇的に僕のパフォーマンスを高めてくれる可能性が大いにあると判断しました。
テストステロンの減少は、ミトコンドリアの減少に繋がって、それはエネルギー(ATP)の減少に繋がるから本来であれば許容していい問題ではないのですが、僕は日頃からテストステロンを増やす習慣をこれでもかってくらいとりいれてますし、ニコチン摂取によってテストステロンが多少減少したとしても、総合的に使えるエネルギー(ATP)が増えればOKかなと考え、自分に試すことを許可した次第です。
試した結果、「ニコチンは摂取しない方が調子いいかも」と思ったらすぐにやめると思いますが。
まとめ
いかがでしたか?
今回は、バイオハッカーとして、喫煙ではなく、ニコチン単体のパフォーマンスUP効果の可能性にフォーカスしてみました。
実際に、僕は人生で一度もタバコを吸ったことがないのですが、喫煙者が語る喫煙のメリットには興味を持っていました。
ただ、喫煙は健康を著しく害する習慣だという認識があったので、「絶対に体に入れるものか!」と、常に精神的なバリアを張って自分を守っていました。
どんなにパフォーマンスを向上させてくれるものでも、健康を著しく害する可能性が高いものは許容することはできません。
僕のように、「喫煙はNG」とするバイオハッカーは多分、大多数だと思います。
しかし、今回紹介したように、喫煙で得られるメリットの大半がニコチンに由来するもので、ニコチンそのものには大きな健康リスクがないことがわかれば、ニコチンをパフォーマンスUPのために利用する可能性が出てきます。
僕のニコチン摂取方法
ニコチン摂取の際に僕が課した条件
- ニコチン以外の成分を含まない
- 依存性の低い方法
- 1回あたりの摂取量を1〜2mgに調整できる
この3つの条件を満たした摂取方法が「ニコレット クイックミスト」です。
口内にスプレーするタイプの禁煙補助薬です。1回のプッシュで約1mgのニコチンが出るようです。
と、書いたのですが、すみません・・・。
「ニコレット クイックミスト」にはニコチン以外の成分がガッツリ入っていました。
謹んでお詫び申し上げます。
過敏性腸症候群(IBS)ぎみの僕は、このミストを飲み込むとお腹がゴロゴロしてしばらくすると腸が変な感じになります。
成分がニコチンだけだと思って3セット(合計13,185円)も買ってしまったので、どうしようか悩んだんですが、
ミストを飲み込まずに口の中に1〜2分含んでから吐き出すとお腹に影響を与えずにニコチンの効果を感じることができるとわかりました。
クイックミストはワンプッシュだけでも、口の中に入った直後に頭が冴えるような実感があります(個人的な感想)
こちらの「ニコレット インハレーター」にはニコチン以外の成分は入ってないようです。
ただ、1つあたり15mgのニコチンが含まれているようなので、これでは過剰摂取になってしまいますし、1吸い、2吸いだけの摂取にとどめるならコスパが非常に悪くなります。
また、インハレーターも喫煙と同じく「吸う」という行為が依存性を育みやすいので、注意が必要です。
ちなみに、僕はこれでもお腹がゴロゴロするので、僕のお腹はニコチンそのものに反応しているようです。
入手方法
日本では売られていないので、「オオサカ堂」という個人輸入代行会社のサービスを利用して入手します。(残念ながらアフィリエイトじゃないので、僕に報酬は入りません)
その他にも「ニコチンパッチ」や「ニコチンガム」など、日本だと何かと入手が面倒な禁煙補助薬も、面倒なく簡単に購入することができます。
決してニコチン摂取を推奨しているわけではありませんが、おまけの情報として載せておきました。
まあ、喫煙者が喫煙をやめてニコチンの単体摂取に乗り換えるなら、それはそれで間違いなく健康にとってプラスになるので、ガンガン推奨しちゃってもいいのかもしれませんが、試す場合はくれぐれも自己責任でお願いします。
参考書籍
残念ながら、日本語版ではニコチンなどスマートドラッグやLSDに関する記述はすべて割愛されています。
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「なんでやねん」という方はこちらをお読みください。